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除雪ドローンV3 26年に提供開始 エバーブルー テクノロジーズ 

除雪ドローンV3  26年に提供開始 エバーブルー テクノロジーズ 
エバーブルーテクノロジーズは、今年6月に幕張メッセで開催されたジャパンドローン展で、小型無人自動除雪機「除雪ドローンV3」を発表した。現在、2026年のサービス開始に向けて仮予約を受け付けている。
 同社はこれまで水上ドローンの開発を行ってきたが、その技術を応用して昨年から「除雪ドローンV3」の開発を始めた。このドローンは、事業所や駐車場、施設周辺の除雪のニーズに応えるために設計された。今年2月には、NTT東日本と共同で山形県小国町や酒田市で実験を行い、自動除雪の成功を確認した。
 「除雪ドローンV3」は、自動制御ユニットを除雪に最適化し、衝突防止センサーや非常停止装置を追加している。また、車載カメラの映像をリアルタイムでコントローラーに送信する機能も搭載している。専用アプリを使えば、地図上で除雪エリアを設定し、指定エリア内を自動で除雪できる。さらに、メールを受信して自動で除雪を開始する機能や、タイマー設定で決まった時間に自動除雪を開始する機能もある。これにより、遠隔地や深夜早朝の除雪が便利になる。常に稼働させることで、積雪や凍結を防ぐことができる。
 エバーブルーテクノロジーズの野間代表は、「適切な除雪が行われないと生活に大きな影響が出ます。除雪ドローンは、人手では難しい広い場所での活躍を目指しています」と話していた。
【除雪ドローンV3試作機の主な仕様】▽形状=電動モビリティ▽サイズ=全長1.3m×全幅0.9m×全高1.0m(排土板等搭載機器含む)▽装備重量=約100㎏▽最高速度=前進6㎞/h、後進6㎞/h▽実用登坂角度=8度▽連続走行距離=30㎞(常温、積載100㎏、平坦路・前進最高速度で走行時)▽バッテリー=SC38―12(12V35‌Ah)×2。
 なお試作機のため、量産時には変更になる可能性がある。

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