和同産業 除雪機予約お早めに 安全作業の啓発にも注力
家庭や農家、公共施設など、さまざまな現場で活躍している和同産業=三國卓郎社長、岩手県花巻市実相寺410=の除雪機。小型タイプから大型機までラインアップしているWADO除雪機への注文は年々早まっているといい、今年も工場フル稼働中ながら売れ行き(予約)は好調とのこと。「気になる方は最寄りの販売店へお早めにご確認を」と呼び掛けている。
1941年の創業以来、除雪機に関して50年以上携わってきた同社。開発から製造、販売まで一貫体制となっており、顧客の声を素早くフィードバックした製品を投入している。
女性や高齢者、除雪機初心者でも簡単操作ができ、〝リーズナブル、静かな除雪機〟をコンセプトに開発した「SXC1070SE」をはじめ、積雪量50~58㎝までに対応する使いやすさとシンプルな設計にこだわった小型モデル、積雪量68㎝までの比較的降雪量が多くて広い場所の除雪向きで力強さを兼ね備えた中型モデル、ゆとりのパワーとハイグレードな装備で除雪量76㎝まで対応する大型モデルなど、使用環境や雪質などに応じたモデルを用意。雪を飛ばすオーガの角度から一つ一つこだわり、早朝から夜中に作業することの多い除雪作業の負担を少しでも軽くするための機能を搭載している。
製品の普及と同じくらいに重要視しているのが安全作業への喚起。販売店を通じての安全装置やデッドマンレバーなどの点検・修理や安全な使い方の徹底など、痛ましい事故が少しでも減少するために努めている。
国内企画推進課の嶋大輔課長は「〝人が近くにいる時は使わない〟〝作業時以外はエンジンを止める〟といった基本的な動作を徹底するだけで危険度は変わる。弊社としては〝暮らしに寄り添う〟をコンセプトに、誰でも安心して作業ができる製品の開発を続けていく」。