農林業機械・農薬・資材についての動向を紹介する

　アテックス＝村田雅弘社長、愛媛県松山市衣山＝は、ハイブリッドラジコン草刈機「神刈」の高効率機となるＲＪ１０１６を８月に発売した。これまで刈幅７００㎜のＲＪ７００シリーズを展開してきたが、新型機は刈幅が１０１６㎜となり、最高速度も４㎞／ｈから５㎞／ｈへ。作業効率が従来機の２倍以上となり、スピーディーな刈り取りで、プロの要望に応える。

 　従来機の良さはそのままに、刈幅１０１６㎜、エンジンはカワサキＦＳ６９１Ｖを搭載し、最大出力20・８PS、最高速度５㎞／ｈを実現。またガードチェーンと防水プロポ（ＩＰ64）を標準装備。
　さらにクローラ接地長が１１７５㎜となり、より安定した走行が可能になり、ストレスのない作業を実現する。
　従来機同様、草刈りはエンジン、走行は電動のハイブリッド仕様。エンジンを停止した状態でも電動走行が可能となっており、作業場所やトラックまでの移動も静かに行うことができる。
　エンジンは作業角度に応じて左右最大20度まで自動傾斜し、使用最大傾斜は45度に対応。この角度になると一旦停止する安全機能装備。また斜面補正システムを搭載し、傾斜角度を検知し、角度に応じて直進補正量を自動で調整。斜面での作業中に直進をアシストし、本機が谷側に逸れるのを緩和する。さらに作業場所の角度に応じて、最高速度を３段階に自動調整する。
　神刈アプリをダウンロードし本機と接続すると、本体やメンテナンスの情報が確認でき、プロポの故障や充電切れなどの緊急時は、スマホで走行操作ができる。
　刈刃交換がしやすい設計で、交換口は両手が入るくらいの大きさ。１人でも簡単で楽に作業ができる。刈刃はツイン刈刃で、刈り草がより細かくなり、綺麗な刈り跡に仕上げる。また刈刃洗浄機能があり、水道ホースを差し込み、刈刃を回すと、刈刃カバー内を洗浄できる。
　石や草などの飛散を最大限防止するガードチェーンを標準装備。チェーンと分厚いゴムの２重構造で、しっかりと飛散を防止。怪我や物の破損に対するリスクを軽減する。
　本機は３色のＬＥＤで機械状態を常に把握。バッテリー残量計の点灯状態、またはプロポ画面に表示されるエラー番号を確認することで、機械の故障内容と原因・対処方法が分かる。