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サタケ、業界初の乾燥機遠隔監視サポート 共乾施設等の遠隔監視 農研機構の安全性検査に合格

サタケ、業界初の乾燥機遠隔監視サポート 共乾施設等の遠隔監視 農研機構の安全性検査に合格

 サタケ=松本和久社長、広島県東広島市西条西本町2―30=は共同乾燥調製施設(RC・CE)などで穀物乾燥機の遠隔監視ができる業界初の「乾燥機遠隔監視サポートシステム」を開発し、5月17日、乾燥機(穀物用循環型)の遠隔監視装置として農研機構の安全性検査に合格した。年内に最終確認・評価後、2025年の正式発表(サポート開始)を計画している。

 RC(ライスセンター)やCE(カントリーエレベーター)などの施設では、乾燥作業がコメ収穫後の期間限定となるため夜間作業や時間外労働を伴うことが多く、作業者や乾燥設備作業主任者(有資格者)などの人員不足や雇用経費の増大、労働条件の改善などが問題となっている。特に労働負荷の大きい夜間作業を軽減させるため、現場以外(自宅など)からの遠隔監視や無人運転が可能なシステムが望まれている。その解決策の1つとして、このほど「乾燥機遠隔監視サポートシステム」を開発した。
 サタケは開発にあたり、農研機構の安全性検査を受検し、5月17日、同機構の令和5年度農業機械安全性検査(段階評価上位ランク「☆☆」)に合格した。乾燥機(穀物用循環型)の遠隔監装置としての合格は、業界初であり、2025年にシステム(カメラ・各種センサ・通信機能などを複合的に備えたもの)を発表し、将来的には夜間無人運転を目指しているという。
【システムの特長】①遠隔地から乾燥機運転状態がリアルタイムで確認可能②異常発生時に客先のオペレータおよびお客様サポートセンターに異常を通知。危険度に応じて乾燥機の自動停止やサタケサービスマンの現場急行などを行う③併せてサタケのお客様サポートセンターもリアルタイムで常時監視④乾燥作業記録をクラウドサーバーに保存するため必要に応じてデータを取り出し可能。
 ⑤複数施設の一括管理が可能⑥夜間作業者の人員不足の解決や人件費の削減が可能(将来的な夜間無人運転を視野)。
【農研機構の安全性検査】▽検査名称=農業機械安全性検査(安全装備検査(2018年基準)、ロボット・自動化農機検査)▽機種=乾燥機(穀物用循環型)▽乾燥機型式名=ODR60H、ODR45H、NSDR20、NSDR15▽依頼者名=サタケ▽段階評価上位ランク「☆☆」適合装備=集中遠隔監視装置。

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