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北海道クボタ M7-4シリーズトラクタ披露

北海道クボタ M7-4シリーズトラクタ披露

春の展示会賑わう スマート農機で営農応援

  北海道クボタ=道信和彦社長、札幌市西区西町北16―1―1=は、2月から道内各地で春の展示会を開催している。3月28・29日には北見サンドームで実施。初日は天候に恵まれ賑わった。その中で展示機のメインに据えたのが国産最大馬力トラクタの新型M7―4シリーズ。省力化に役立つICT機能が更に充実した点などを好調なタマネギ農家にアピールした。

 2月から4月末まで計14会場で開催する「2024春の展示会」。ポイントは①ブラッシュアップしたフラッグシップトラクタM7―4シリーズの披露と②ロボット農機をはじめとするスマート農機のPRの2点。加えて地域特性に合う製品を各会場で展示。これまで来場者数・受注目標をほぼ達成させながら進めている。北見サンドーム会場の主な来場者はタマネギ農家ということでスマート農機、畑作製品を中心に100点以上展示。地域のタマネギの作柄・値段共に好調が続いていることから機械投資に前向きな農家も多く、活気ある雰囲気に包まれていた。
 新型M7―4トラクタの優れた機能を発信したい、と山中慎靖執行役員北見支社支社長。「ハンドル操作が楽に行える『ステアリング感度設定機能』や、長いもの掘り取り作業に便利な『パワーゼロ機能』、『TIM機能』などのICT機能の向上といった、作業の利便性を高めるご紹介したい機能が数多く備わった。展示会終了後には実演機を動かす予定で、北見エリアでも多くの方に体感してもらう。その前に展示会場で披露して興味を抱いて頂き、今後の弾みにしたい」と話した。
 その主役たるM7―4トラクタはドーム屋内の中央に装飾を施して展示。
最大出力は130・150・170PSで、アクセルOFF、ブレーキOFF状態の時は車速0㎞/hを維持するパワーゼロ機能をはじめ、燃料タンクが300ℓから330ℓに拡張し尿素水のタンクの注ぎ口の位置も下方に異動して給水性が向上したこと、農作業向けにエンジン特性のチューニングを変更して馬力以上のパワーを感じさせる仕様になったことなど、ICT機能をはじめエンジンやトランスミッション、操作性と作業性、居住性などについてスタンダード・プレミアム・プレミアムハイの3つのグレードで進化した点を説明。その中で紹介されたプレミアムハイ仕様のオプション対応するTIM機能はISOBUSの一部でトラクタの車速やPTOなどをインプルメント側から制御できる機能で、TIM対応のクバンランド製ロールベーラを使うことで、ロール形成から排出まで10近くある工程を2工程で作業でき、作業者の負担軽減する点を強調した。
 この他、屋内会場にはブロードキャスタやけん引式スプレーヤ、マニアスプレッダ、大型ロータリーなど協賛メーカーがイチオシ作業機を展示。屋外では業界初のアグリロボコンバイン「DRH1200A―A」をはじめとしたロボット農機を中心に全自動野菜移植機や本格乗用管理機「ナビライダー」といったクボタ製品、パワーハローやバキュームシーダー「オプティマ」といった春の農作業に使用できるクバンランド製品をズラリ展示。KSASをはじめ、GPSガイダンスやドローンなどを集めたスマート農業コーナーも用意。各機のイチオシポイントを紹介し、購買意欲を掻き立てていた。

 

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