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特Aは43産地品種 5年産米の食味ランキング高温影響大きい地域も

特Aは43産地品種 5年産米の食味ランキング高温影響大きい地域も
日本穀物検定協会(井出道雄会長)は、2月29日、令和5年産米の食味ランキングを公表した。
 今回のランキングは、144産地品種について食味試験を実施。このうち、特Aは前年産から3産地品種増加し、43産地品種となった。Aは同13産地品種減の78産地品種、A’は同2産地品種増の23産地品種となっており、穀物検定協会では、全体的な傾向としては例年と変わらなかったとしている。
 ただしこれを地域別でみると、前年からランクを落としたのは27産地品種、そのうち高温・フェーン現象の影響を受けたとされる東北・北陸は14産地品種と過半を占めた。
 高温の影響を受けた新潟については、特Aは魚沼産コシヒカリの1産地品種となった。新潟の特Aが1産地品種のみとなったのは、平成6年以降約30年ぶりのこと。
 なお、今回初めて特Aを獲得したのは青森産はれわたり、秋田産サキホコレ、静岡東部産きぬむすめ、静岡西部産きぬむすめの4産地品種。
 穀物検定協会の井出会長は今回の結果について、「東北・北陸においては、猛暑とフェーン現象の影響により、白未熟粒が多く発生したことなどで、食味への影響があったのではないかと考えている。ただ、そのような中でも、地域によっては、中干しでの水抜きを控えたり、猛暑の影響を避けるため早めの刈り取りを行ったりするなど、厳しい気象条件に対応した適正な栽培管理を行い被害を回避した産地もあったようだ」としている。

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