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クボタがFIMA24で受賞 Fede社と共同開発自走式自律スプレイヤー

クボタがFIMA24で受賞 Fede社と共同開発自走式自律スプレイヤー
クボタ(北尾裕一社長、大阪市浪速区)のグループ会社であるFede社が、スペインで開催された国際農業機械見本市「FIMA」において、「Technical Novelty Award 2024」を受賞した。
 同社と共同開発を進める自走式自律スプレイヤーのコンセプトモデル「KFAST」が、農園での作業生産性を大幅に向上させるとともに、環境負荷の低減と持続的な成長をめざす欧州での取り組みに合致した点などが高く評価されたもの。【受賞内容】Fede社は、同社と共同開発を進める自走式自律スプレイヤーのコンセプトモデル「KFAST」をスペインの国際農業機械見本市「FIMA」に出展し、技術的貢献度、革新性、市場ニーズの観点から優れた製品に与えられる「Technical Novelty Award」を受賞した。
 KFASTは、果樹園において自走しながら高精度に農薬散布を行うことができることから、生産性の大幅な向上と、作業者の農薬暴露を大幅に削減することで作業環境の改善も期待できる点が評価された。
 KFASTには、センシングカメラとAIで構成されるAIs(アイス)というシステムが搭載されている。AIsが樹木の位置と形を検知し、収集したデータをもとにスプレイヤーからの農薬散布量をリアルタイムで最適化することで農薬使用量を削減し、環境負荷を低減することができる。
 また、KFASTはカメラやセンサを用いて自律走行するため、農薬散布作業に必要な人員を削減することができる。熟練した作業者の確保が不要になり、かつ正確な散布を行うことができるので、生産コストの低減にも寄与する。
 同社では、この受賞を励みに製品化に向けて開発を加速させていくとともに、果樹分野において今後も先進的な技術の導入を推進し、生産性の向上や環境負荷低減に貢献していくとしている。

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