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やまびこ バイオ燃料の発電機  実証施工でも高い評価

やまびこ バイオ燃料の発電機  実証施工でも高い評価

 やまびこ(久保浩社長)は、初めて実証工事に参画した大阪市梅田近郊の建設現場に、従来軽油より最大90%CO2を削減できるバイオ燃料(RD=リニューアブルディーゼル)の発電機を投入し、昨年12月には、実証施工を行った技研製作所が開発したバッテリー式電動パワーユニットへの充電・給電を実施。工事関係者から現場での施工性など高い評価を得た。

 「共立」「新ダイワ」「エコー」ブランドのやまびこ=東京都青梅市末広町1―7―2=は、昨年7月に「つなぐ関東グランドフェア2023」において、自社開発したバイオ燃料(RD)発電機のコンセプトモデルを初公表した。
 今回投入されたバイオ燃料(RD)発電機の新ダイワ「DGM600MK―P」は、リニューアブルディーゼルを燃料とすることにより、ライフサイクルアセスメントベースでCO2e(GHG)を最大90%削減可能としながら、60‌kVAの安定した発電を行い、工事現場におけるグリーン化に貢献する。さらには、クラウドを活用した通信機能によって遠隔地からの発電量・燃料消費量などのモニタリングも可能となっている。
 やまびこでは、今回の実証工事参画を踏まえ、さらに発電機活用の現場におけるグリーン化を実現するため、9機種の様々な出力のディーゼル発電機においてバイオ燃料対応を予定している。
 今後も同社は、あらゆる企業活動を通じてカーボンニュートラル実現に向けた貢献を加速していく考え。
【マルチ発電機DGM600MK―Pの主な仕様】▽環境対応型=超低騒音、低燃費、オイルガード(大型燃料タンク)、3次排出ガス規制適合エンジン搭載▽寸法(長さ×幅×高さ)=1970×880×1630㎜▽本体乾燥質量=1290㎏▽整備質量=1680㎏▽発電定格電圧=三相200/220V、単相3線式100/110V、200/220V▽発電周波数=50/60‌Hz▽発電定格出力=三相4線式50/60‌kVA、単相3線式30/36‌kVA▽発電定格電流=三相4線式144/157A、単相3線式150/163・6A▽発電力率=0.8(三相)/1.0(単相)▽エンジン名称=クボタV3800DICR―TI▽燃料タンク容量=420ℓ▽燃料消費量=50%負荷:5.9/7.6ℓ/時、75%負荷:8.7/10・8ℓ/時▽騒音値{dB(A)/7m}[‌LWA音響パワーレベルdB]56(50‌Hz)、60[‌LWA‌88](60‌Hz)▽単相出力(コンセント出力)電圧=100V(50‌Hz)、110V(60‌Hz)▽単相出力(コンセント出力)出力=1.5×4‌kVA(50‌Hz)、1・65×4‌kVA(60‌Hz)▽励磁方式=ブラシレス。
 希望小売価格(税込)は、533万9400円。

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