~時の人~ 昨年10月、サタケの調製機事業本部本部長に就任した安田 光和氏
コト売りへの転換
〇…これまで調製機営業一筋。1990年4月佐竹製作所(現サタケ)入社、北陸調製機営業所配属。その後、2013年3月同営業所所長、20年3月調製機事業本部営業部部長、そして今回、事業部全体を統括する同事業本部本部長に就任した。
〇…「サタケは様々な部門が情報共有しながら協力し課題解決できる会社だ。農業を巡る環境が激しく変わっていく中にあっても、サタケの総合力を活かして、農家の皆様と美しい水田を守っていくことを使命としていきたい」が就任の抱負。
〇…サタケの調製機事業は、これまで代々の事業本部長が核となって、農家用の光選別機『ピカ選』、大規模生産者向けの高耐久調製機群『SAXESシリーズ』など歴史を塗り替える画期的な製品を世に出してきた。安田本部長に製品開発の腹案を聞くと、「お客様の利益創出につながる生産性・作業性の向上、併せてお客様の痒い所にも手の届く製品開発を手掛けたい」と明確。
〇…事業全体については「これから求められるのはモノ売りからコト売りへの転換だ。大規模生産者を中心とする営農法人は従業員を抱える経営者だ。弊社と関わるメリットを提供していきたい」と。
〇…座右の銘は「謙虚にして驕らず、さらに努力を」。実直なお人柄が多くの農家に信頼される所以と感じた。