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活気と団結力で飛躍 諸岡協力会の賀詞交歓会

活気と団結力で飛躍 諸岡協力会の賀詞交歓会

あいさつする諸岡代表取締役CEO


 令和6年諸岡協力会賀詞交歓会が1月12日午後、千葉県柏市にあるザ・クレストホテル柏で開催された。需要の大きいキャリアダンプを中心に、新分野も積極的に掘り起こし躍進を続ける諸岡を支える諸岡協力会の賀詞交換会は、昨年に引き続き懇親会も行われた。中畑聰史会長はじめ会員企業のほか、諸岡正美代表取締役CEOと幹部や社員など約200名が出席する中で、新春らしい活気と団結力が感じられる、最高のスタートダッシュを切ることができ、今年の飛躍が期待される。

                       中畑会長

会の冒頭挨拶に立った協力会の中畑会長(クボタエンジンジャパン代表取締役社長)は、能登半島地震の被災者に見舞いの言葉を捧げ、経済状況に触れ、「大手レンタル会社の発注が少しずつ絞られるなど、不透明感は否めない。今年は選挙イヤーで、1月の台湾総統選挙と11月のアメリカ大統領選挙の二つの結果によって、社会に与えるインパクトには大きなものがあるので、市場が荒れるということも念頭に入れておかなければならないと思う。そのような中であっても諸岡様のサプライヤーの会として、ユーザーに選んでいただける機械のために、今年も精一杯頑張っていきたい」などと力強く話した。


 
                    あいさつする諸岡代表取締役CEO

 次に諸岡社長が挨拶に立ち、今年の干支や昨年の同社などに関して触れた後に、「MOROOKAグループ2024年3月期第3四半期までの経営概況」を説明。それによると、売上高に関しては、国内の減少に伴い、海外、特に、アメリカ、ヨーロッパの比率が大きく増加し、円安という為替の影響も寄与。海外比率は42・6%まで高まり、今後も海外の比率は大きくなる見込みである。
 セグメント別の売上高では、国内でのキャリアダンプの販売減少に伴い、グループ全体での売り上げ比率が減少し、2年前には6割以上だったものが、最近では5割以下となっている。
 それに対して、林業や環境機械の販売促進が奏功し、フォワーダや木材破砕機の比率が徐々に高まり、今後もこの傾向が続くものと予測している。
 第2四半期までの連結業績では、国内の売上高は漸減であるが、海外は総じて前期と比べて増収で、特にヨーロッパは為替(円安)の影響もあり、前期と比較して約2・3倍に伸びている。
 主なトピックスとして、昨年10月に統合報告書「MOROOKA Report 2023」を発行したことを挙げ、創業者の諸岡一雄氏や創業初期の本社、目指すパーパスや重要課題などにも触れた。
 今後に関しては、「我々は得意とするところでやるべきで、本来、諸岡の機械はどこで動いていたのかというと、基盤整備、暗渠などの農業土木分野、河川改修、林業・林道、リサイクル・バイオマスなので、そこに集中すべきである」などと述べた。

 
 続いて、松岡伸晃副会長(福山ゴム工業代表取締役)は、「今年は諸岡協力会各社として、全力でパワーアップ・レベルアップしていきたい」などと閉会の挨拶を行った。
 

                       本田社長・CEO

また、場所を移して行われた懇親会では、日本建設機械工業会の会長である日本キャタピラーの本田博人代表職務執行者 社長・CEOが、「協力会が成長するために、諸岡様の戦略を強力な力に変え押し進めていきたい」などと挨拶。その後、前島一至副会長(前島工業所代表取締役社長)が乾杯の挨拶をした。

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