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ヤンマーSS 観光農園オープン 地域と共生、体験を学びに

ヤンマーSS 観光農園オープン 地域と共生、体験を学びに
ヤンマーホールディングスのグループ会社であるヤンマーシンビオシス(以下、ヤンマーSS)は、これまで自社農場として運営していた滋賀県の栗東センター内に、地域資源を活用して子どもたちにワクワクする体験と学びを提供する新しいスタイルの観光農園「SYMBIOSIS FARM by YANMAR」を1月13日にオープンした。
 本施設は「美味しく遊ぶ!」をコンセプトに、滋賀県の竹材・琵琶湖の葦(よし)などを使った自然と調和するカフェエリアや、いちごの通年栽培にチャレンジする栽培ハウス、更に子どもたちが楽しく学べるキッズエリア「HANASAKAルーム」で構成される。ヤンマーSSの農業の知見を生かして栽培したいちごの収穫や、いちごを使ったスイーツ作りなどの体験を完全予約制で提供する。カフェエリアでは、地元で採れた農作物の販売も実施し、地域農業の活性化にも取り組む。
 また、今後はレンタル農園事業による観光・農業の活性化や、〝馬のまち・栗東〟ならではの馬糞堆肥を生かした農作物の栽培など、地域資源との共生を目指すとともに、ヤンマーグループの特例子会社として農業分野で障がいのある人が働く領域の拡大に取り組んでいく。
【カフェエリア】温室の中に設置した全天候型のカフェエリアは、滋賀県の竹材や琵琶湖の葦(よし)を有効活用している。本施設は地球環境と調和した建築、ランドスケープを数多く手掛ける芦澤竜一氏のデザイン監修により実現した。カフェエリアは温室内に設置されているため、自社農園、地元で採れた農作物の販売、手作りスイーツ体験などが可能なスペースとなっている。
 温室内は、淡路夢舞台公苑温室の監修による、温室に適した食べられる無農薬植物(ハーブやバナナ、スターフルーツなど)を栽培したエディブルガーデンとして、自然との共生を感じることができる空間になっている。
【いちご栽培ハウス】ヤンマーSSの農業の知見を生かし、9月~5月は冬いちごの(収穫時期は12月~5月)、5月~8月は夏いちご(収穫時期は6月~8月)を栽培している。
 冬いちごの時期には、滋賀県初のオリジナル品種「みおしずく」も栽培している。このハウスは、より多くの人が体験できるように通路幅を通常より広く設けている。
【キッズエリア「HANASAKAルーム」】杭や金属を使わない三方格子(みかたこうし)の構造を取り入れ、木のぬくもりを感じられるキッズルームを設置。人の可能性を信じ、挑戦を後押しするヤンマーの「HANASAKA」の価値観を体現し、子どもたちが楽しみながら学べる本や、魚と植物が共生できる仕組み「アクアポニックス」など、木育や食育、自然循環の仕組みについて学べる空間となっている。

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