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クボタ、10月から実証開始 農作業アウトソーシング

「農作業アウトソーシングサービス」の事業化にむけた実証

クボタ=北尾裕一社長、大阪市浪速区=は、農作業の委託を希望する農業生産者と受託希望者を引き合わせる「農作業アウトソーシングサービス」の事業化にむけた実証を2023年10月より埼玉県深谷市で開始した。本実証を通じて農作業受委託に対するニーズや運用上の課題等を抽出・検証し、今後の事業化を検討していく。
【背景とねらい】就農人口が減少する中、日本農業の維持・発展のためには、新規就農の促進や農業生産者の営農規模の拡大が求められている。クボタは、新規就農におけるハードルの一つである初期投資を削減するための新たな農業機械の調達手段として、同社が管理する農業機械を1時間単位で利用できる「農機シェアリングサービス」を提供し、新規就農の後押しをしている。
 このほど、農機シェアリングサービスの次なるステップとして、営農規模を拡大する際に必要な労働力を補うため、農作業の委託・受託をサポートする「農作業アウトソーシングサービス」を提供することをめざし、実証を開始する。
 今回の実証は、農作業の委託を希望する農業生産者が専用システムに作業内容や農地情報を登録すれば、予め登録された受託希望者と引き合わせるサービス。なお、必要な農業機械等を保有していない受託者に対しては、クボタが「農機シェアリングサービス」で農機確保をサポートする。
 今回の実証は「農機シェアリングサービス」の提供地域であり、「深谷ねぎ」などのブランド野菜をはじめ、多様な農作物の生産地として知られる埼玉県深谷市で行う。実証を通じ、農作業の委託・受託に対するニーズや運営上の課題の抽出・検証を進め「農作業アウトソーシングサービス」の事業化、提供地域拡大に取組んでいく。
【実証の概要】▽地域=埼玉県深谷市周辺▽開始日=2023年10月26日
▽対象作業=耕うん、定植、防除、すき込み等▽対象作物=ネギ、ブロッコリー、トウモロコシ等▽内容=農作業の委託希望者と受託希望者の引き合わせ(農作業の委託は受委託者間の直接の契約となる)▽申し込み方法=同サービスの利用希望者はQRコードのクボタ農作業アウトソーシングサービスHPから申し込む。
 URL:https://agriculture.kubota.co.jp/special/agri-outsourcing/。

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