クボタ 赤坂で実証販売 ゼロアグリ栽培の美やさい

「ゼロアグリ」を導入した生産者が、野菜ブランド「美やさい」を立ち上げ
クボタ=北尾裕一社長、大阪市浪速区=のグループ会社であるルートレック・ネットワークス=佐々木伸一社長、神奈川県川崎市=は、同社のAI潅水(水やり)・施肥システム「ゼロアグリ」を導入している生産者が作った野菜のブランド「美やさい」を立ち上げ、10月14日、東京都港区赤坂のアーク・カラヤン広場で、実証販売を行った。最適な量とタイミングで水と栄養を与えることで、おいしく、かつ余分な水と肥料の使用を抑えた地球にやさしい野菜を食卓に提案していくことを目指す。
※『ゼロアグリ』は土壌の水分量や肥料濃度、日射量等のデータを基に、AIが最適な潅水・施肥量及びタイミングを自動で判断・制御することで作物の理想的な生育と水と化学肥料の使用量低減を両立するスマート農業システム。
『美やさい』のブランドコンセプトは『地球にやさしい、美味(おい)しい野菜「美やさい」』。
「美やさい」の特長
甘味や酸味・苦味・旨味等の味を、生産者ごと・野菜ごとにサンプル検査を行い、その結果を「美味(おい)しさチャート」で見える化する(図1)。
消費者が安心して購入できるよう、生産地の紹介、生産者プロフィールを表示
「ゼロアグリ」で施肥をコントロールし化学肥料の使用量を低減することにより、削減されたCO2排出量(窒素肥料が土壌中の微生物により分解され発生するN2O(一酸化二窒素)等、各気体ごとの排出量に地球温暖化係数を乗じ換算)を生産者ごとに表示する(図2)。