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「農業WEEK」大盛況 最新の機械・システム集結 

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特別講演



 業界のトップランナー達が連日登壇し熱く語った。初日にはクボタ特別技術顧問・飯田聡氏が「クボタの見据えるスマート農業の未来と市場戦略」。2日目にはBASFジャパンの野田信介氏とJA全農の山田正和氏による「衛星画像×AI分析によるスマート農業」。また北海道大学大学院農学研究院の野口伸氏の「持続的な農業を可能にするスマート農業」など。

 

ササキコーポレーション


代かき機「マックスハローエース」、「アクティブロータリー」、あぜぬり機「カドヌールエース」の超耕速シリーズの実機を展示し、赤のボディがひと際注目を集めていた。マックスハローエースについては先ごろ発表した新モデルのカタログを用意。進化をアピールした。この他、電動リモコン作業機スマモは、全アタッチと共に展示。今年はことさら猛暑が堪えただけに、アタッチの付け替えでさまざまなシーンで使える同機の注目度は例年以上だった。

 

クボタケミックス

水管理システム『WATARAS(ワタラス)』」を出展したほか、今年の見どころとして①低圧大容量バルブ、メンテしやすいバルブとの接続事例や②「水位計設置マス」(新製品)③水没に強い、設置・撤去がカンタン「シンプル構造アクチュエータ」(参考展示)④大幅な低価格化を実現「スマートゲート汎用タイプ」(近日発売)などを展示し、注目を集めた。

 

NTTグループ

NTTアグリテクノロジー、NTTe―DroneTechnology、NTTデータ、NTTデータCCS、NTTドコモ、エヌ・ティ・ティコミュニケーションズなどが一堂に。このうち、ドローン専業メーカーのNTTe―DroneTechnologyは、「AC101connect」を発表。日本のほ場に合った従来のAC101のメリットはそのままに、より精密でより高度な散布を可能にした。山崎代表は「見た目は変わらないが、中身はフライトコントローラーをはじめ、制御基板、送信機、散布装置をより高機能なハードウェアに一新した」と話していた。

 

フジテックス

フジテックス=東京都新宿区大久保3—8―2住友不動産新宿ガーデンタワー13F=は「DENBA」を中心に、農業関係の製品をアピールした。
 「DENBA」は、世界45カ国で特許取得済の、空間の水分子を共振させ、野菜や果物の鮮度を維持する機器。今まで出荷が難しかった遠方への出荷や、出荷までの鮮度保持が幅広く期待されている。
 また、機器を後付することが可能で、冷蔵庫やコンテナ、輸送のトラックにつけることが可能。

 

マキタ

幅広い電動工具を紹介した。なかでも、手軽に〝手のこ〟感覚で使える、充電式ハンディソーの実演は「電動で、ここまで本格的に切れるるのか」と注目を集めた。
ハンディソーは、農家にとっては、果樹や庭の立木の剪定など使用用途が幅広い。実演コーナーでは、実際に自分で試用してみる来場者もいて、改めて関心の高さを感じた。また充電式剪定ハサミも果樹園などの剪定作業にいまや欠かせないものとなっており、これにも関心が高かった。



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