農林業機械・農薬・資材についての動向を紹介する

生産の効率化にオススメするのがタイガーカワシマ（川島昭光社長）の自動選別計量機「パックメイト」ＸＲシリーズだ。充実機能を装備した７モデルをラインアップ。「第98回山形農業まつり農機ショー」では、オプションの計量履歴出力ポートと屑米計量機「スリムパック／ＳＰ―15」との組み合わせで、良米と屑米のダブル計量の効果をアピールする。

　　タイガーカワシマ＝群馬県邑楽郡板倉町大字籾谷２８７６＝のパックメイトＸＲシリーズは、しっかり選別・かんたん清掃・らくらく操作の３つが合わさった充実機能で、生産者の計量・袋詰め作業をサポート。対応籾摺り機３インチから５～６インチまでラインアップ。スタンダードタイプ・インバータタイプ・はかりなしタイプ、需要の多い４インチタイプは用途に応じた４機種を用意するなど、細かな要望に応えている。
　高精度の選別網と電子はかりによって、お米を一粒一粒しっかり選別・計量（網目幅公差±３／１００㎜）。お米の投入口にはヌカ取り機構を採用し、選別前にヌカを取り除くことにより、選別精度を高めている。また、袋キーパーを標準装備し、袋交換を手間なく行うことができる（はかりなしは除き、ＸＲ―18Ａは袋立器を付属）。ライスタンクには清掃窓から埃や塵を清掃でき、無選別で計量する場合は、清掃窓からもお米の投入ができる。
　このパックメイトＸＲシリーズと共に使いたいのが屑米計量機「スリムパック／ＳＰ―15」。薄型昇降機採用のコンパクト設計で、お米の投入口と排出口にヌカ取り機構を搭載しているので、きれいに計量ができる。単体でも計量ができるが、パックメイトＸＲシリーズとの連動で原料に対する屑米の割合を確認することができる（ＸＲ―18Ａ、はかりなしは除く）。更にオプションの計量履歴出力ポートをパックメイトに使用して連動すれば、屑米量と屑米率もデータで記録することも可能に（はかりなしは除く。ＸＲ―18Ａは屑米量と屑米率の記録は不可）。「良米だけではなく屑米も計量したい」「原料からどのくらい屑米が出たのか数値で知りたい」「フレコンなどの作業中に屑米取り用の袋交換に余裕を持たせたい」と考える生産者におススメ。会場では来季の営農にも役立つこうした機能をＰＲする。
　この他、米袋用昇降機「楽だ君ＬＵ―２０３Ｆ」をはじめ、コンベア「ＣＮ―90Ｎ」、フレコン自動計量機「フレコンメイトＦＳ―１２０３」、30㎏計量機「ＦＳＴ―32」など多彩な製品を展示する。