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熊谷農機 トラクタから操作 便利なまい太郎電動タイプ

熊谷農機 トラクタから操作 便利なまい太郎電動タイプ
 熊谷農機(熊谷英希社長)は、8月31日~9月2日まで山形ビッグウイングで開催する「第98回山形農業まつり農機ショー」に出展。籾摺り後の籾殻を効率的に田んぼへ撒ける籾殻散布機「まい太郎」と、同機に籾殻の積み込みをサポートする「すいすいシャッター」を展示する。リモコン操作ができる電動タイプの登場で、より利便性を高めた点は必見だ。

  コメ農家から注目を集めている熊谷農機=新潟県燕市熊ノ森1077―1=の籾殻散布機「まい太郎」。薄まきができるため、耕起といった散布後の作業が楽に行えると喜ばれ、この時期から関心を集めていたが、電動タイプが登場して籾殻の積み込みや散布がリモコン操作で行えるようになったことから例年以上に関心を集めている。〝手間がかからず、トラクタキャビン内を田んぼの泥で汚さずに済む〟と評価も高く、従来機(XQ型)も電動タイプに変更できるため、需要を伸ばしている。
 MTAシリーズは、電動シャッターを標準装備。トラクタから降りて開閉していた作業を、電動リモコンでトラクタから降りずに開閉ができるので効率良く作業を続けることが可能になった。「MTA―25(籾殻容量約25俵)」「MTA―33(籾殻容量約33俵)」「MTA―40(籾殻容量約40俵)」の3モデルをラインアップ。更に各モデルに電動撹拌装置付(R仕様)と、らくらくジャッキ付(J仕様)のほか、電動撹拌装置付R仕様は、トラクタからの電源を1カ所にまとめたダブルリモコンを標準装備。近年は、改正道路運送法に対応をした公道走行用のウインカー付(W仕様)も販売するなど、バリエーションを増やしている。ジャッキ付はトラクタの脱着がしやすく作業をスムーズにできることから本機とセットで購入する人も多い。
 この「まい太郎」シリーズに、籾殻を投入する、籾殻上合「すいすいホッパー」、籾殻用シャッター「すいすいシャッター」でも作業をスムーズに行うのに便利な電動タイプが登場。有線電動タイプとワイヤレスリモコンから操作ができる電動無線タイプの2型式で、電動無線タイプを使えばトラクタに乗ったまま、まい太郎からリモコンで投入できるので、まい太郎と同時に購入するケースも。「電動無線すいすいホッパー」については籾殻施設の新築時に複数台を一気に購入するケースも目立つとのこと。
 近年は9月になっても暑い日が続くようになり、重作業となっている。そうした状況を少しでも改善できる電動モデルは生産者から歓迎されており、今展示会は直接確認する絶好の機会となりそうだ。
【MTA―25の諸仕様】▽全長=1620㎜▽全幅1740㎜▽全高1960㎜▽籾殻容量=約25俵分▽重量=約230㎏▽散布対象=籾殻▽散布幅=1660㎜▽散布量調整=電動シャッターによる開度及び車速による調節▽散布方式=PTO駆動によるベルト排出▽適応トラクタ=30‌PS以上▽トラクタ装着方式=標準3P、日農工特殊3P、A1/A2/B、日農工標準S、日農工標準L。

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