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第35回国際農業機械展in帯広 7月6~10日

第35回国際農業機械展in帯広 7月6~10日
最先端技術を発信
「農業への挑戦 北の大地から」

 日本でも屈指の大規模農業が営まれている十勝を舞台に「第35回国際農業機械展in帯広」が、7月6日㈭~10日㈪の5日間開かれる。会場は例年通り、帯広市愛国町の「北愛国交流広場」特設会場。4年に1度の展示会だったが、昨年は新型コロナ禍のため、残念ながら延期。多くの人が待ちに待っていただけに、ようやくの開催に期待が集まっている。

 わが国においては、担い手の高齢化・減少が続いており、いかに省力化を実現し、少ない人数で大面積に取り組むかが大きなポイントとなっている。更に、昨今の情勢から食料安全保障の強化に向け、さらなる生産基盤の強化が求められるようになっている。一方、農水省ではみどりの食料システム戦略をまとめ、生産性の向上と持続可能性を両立した農業を指向しており、環境負荷の低減など持続可能性に配慮するための技術・資機材の重要性も高まっている。
 そうしたなかで今回、5年ぶりに開かれるのが「第35回国際農業機械展in帯広」(実行委員会会長:有塚利宣氏(十勝地区農業協同組合長会会長))だ。主催はホクレン、北海道農業機械工業会、十勝農業機械協議会。後援は農水省、北海道経済産業局など。特別協力団体は十勝地区農業協同組合長会。
 今回はサブタイトルを「農業への挑戦 北の大地から」と設定。会場には計114社が出展、スマート農業機械をはじめとした様々な先端農機が紹介されるほか、みどり戦略に貢献する技術など、「これからの農業」に必要不可欠な技術、資機材が出展される。入場は無料、開催時間は9時から16時まで(最終日は15時まで)。
 当日は、トラクタや作業機はもちろんのこと、農業用ロボットやICT関連、GPSガイダンス、ドローン、酪農畜産用施設など幅広い範囲の技術・資機材が展示される(出展者一覧及び小間割り図、アクセス等は本紙最終面で紹介)。
 このほか、招待展示として、日本農業機械工業会が農作業安全について、パネル展示やチラシ、ステッカーの配布などを行うほか、ISOBUS普及推進会が「ISOBUS認証済ゲートウェイECU」や「ISOBUS対応ポテトプランター」など会の取組成果を展示する(関連記事5面)。さらに、北海道農業機械工業会、農研機構北海道農業研究センターも様々な情報発信を行う予定だ。
 主催者は「わが国最大の食糧供給基地である北海道・十勝から最先端の技術・情報を発信するとともに、来場者はもとより各関係機関・出展企業各社が相互にこれからの農業の在り方について語り合える場として開催する」(主催者挨拶より。関連記事4面)としている。
 会期中は併催行事としてフードバレーとかち食彩まつり2023も開かれる。、十勝の食と観光をテーマに地元食材を使用したキッチンカーなどの飲食や物販などが行われる。

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