農林業機械・農薬・資材についての動向を紹介する

油圧ショベル用剪枝トリマー


落合刃物工業（落合益尚社長）が４年ぶりに開催されるＪＡ農業機械大展示会に出展する中でイチオシ機械２機種を紹介する。１つは乗用型摘採機の大ヒット商品「ＯＨＣ―10ＶＢ」をベースに、昨今の茶生産者の規模拡大のニーズから開発・発売、これも大好評の「ＯＨＣ―11ＶＢ」。もう１つは油圧ショベルに取り付けて使える剪枝トリマー「ＴＭＴ―７０４」。

【乗用型摘採機ＯＨＣ―11ＶＢ】昨今の茶生産者の規模拡大を受け「ＯＨＣ―10ＶＢ」をベースに開発した茶葉の高速摘採と収容量アップ、更なるタフネスを実現した乗用摘採機。
　主な特長は①コンテナ収容量は好評の10ＶＢよりも10％アップし2.2㎥②コンテナの上昇・開閉方式改良により重心移動が抑えられ安定性が更にアップ③より大型になった送風ファンで茶葉の吹き上げ性能が向上、高速摘採が可能④フレームの肉厚増・補強改良により耐久性がアップ⑤デラックスシート標準装備⑥２段徒長枝刈新アタッチメントは、刈取機と連動で高さ調節が不要。ブラシで掻き込み葉がこぼれにくい。
　機体寸法は全長２７９０×全幅２１００×全高２４４０㎜（屋根含まず）。軌間幅１６００～１８５０㎜。安全作業角度10度。１６４７㏄４サイクルの立形水冷直列３気筒ディーゼルエンジン搭載。
【油圧ショベル用剪枝トリマー】①トリマータイプで小石等の飛散がない＝茶刈り機製造で蓄積した強靭無比な剪定性能で強力な切断力を実現。刈刃を支えるサポートにより、折れ・曲がりが少なく長寿命。２～４トンクラスの油圧ショベルに対応。
　②グラスレシーバーにより刈取った枝草をレシーバーに乗せて排出することができる。足場の悪い傾斜地や草むらに入る必要がなくなり、リスクを軽減。高所・斜面での草刈労力を軽減する。
　③アタッチメントの取付はシャフト。２本を通し、油圧ホース２本を接続するだけ。カラーを付け替えることで異なるシャフト径に対応し、様々なメーカーの油圧ショベルにも取付できる。
《主な仕様》機体寸法＝全長１２４０×全幅４４７×全高６２８㎜▽重量＝１５０㎏▽有効刈幅＝７５４㎜（刈刃の油圧流量調整機能付き）▽シャフト径＝30～50㎜▽シャフト取付ピッチ＝２００㎜▽アーム幅＝１３０～１５０㎜。