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東洋農機 作業の省力化を提案 春のスプリングフェア開催 

東洋農機 作業の省力化を提案 春のスプリングフェア開催 
東洋農機=太田耕二社長、北海道帯広市西22条北1―2―5=は、道内各地で「春のスプリングフェア」を開催している。3月29・30日には三川営業所(夕張郡由仁町本三川674)で実施。新型オフセットポテトハーベスタ「TOP―1 e」やセクションコントロール機能を搭載したブームスプレーヤなど有力製品をズラリ展示。省力作業を提案した。

 昨年秋に対面式の展示会を3年ぶりに開催した同社。春のスプリングフェアも登録している顧客にDMを送付して開催。小清水会場からスタートし、三川会場は2回目。美瑛(4月3日・4日)・倶知安会場(4月6日・7日)の計4会場で進めていく。
 今回は現状を確認することが狙い、と木村孝常務執行役員営業販売担当。「今までは受注ありきで行っていたが、今回はどのような営業展開してくべきかを見定める展示会だと捉えている。美幌営業所との合同展として実施した小清水会場はまずまずだ。年内受注が活発な十勝に対して、ここ三川会場をはじめとする他の地域は土が見えてきてから動き出す土地柄。各会場で活発な商談が行われるのを期待すると共に今現在どれだけの見込み客がいて、どう受注に繋げられるか、そのためにどうすればいいか、見込みがなければ今後どのように発掘すればいいか、といったことをチェックしたい」と述べた。
 水稲と種子・食用イモの生産が盛んなエリアということもあり、三川会場の推しはマウントタイプのブームスプレーヤ。また、規模拡大が進んでいることからオフセットポテトハーベスタのTOP―1への関心が高まっていることから新型TOP―1e、作業効率向上を実現する2畦オフセットビートハーベスタをメインに展示した。
 同社のマウントスプレーヤは腐食に強く扱いやすい操作性が好評の要因で、折り畳みタイプとスライドタイプをラインアップ。薬液の影響を受けづらいステンレス製で、タンク底は薬液が最後まで残りにくく無駄なく使用できる船底構造になっている。会場には売れ筋の1500ℓタイプを展示したほか重複散布を最低限に抑えて無駄な農薬の散布を削減する13セクションコントロールモデルをPR。その隣ではノズル散布デモのほか、13セクションモデルのコンピュータも展示した。
 新型TOP―1eについては新機能を追加したタンク容量50㎥のハイスペックバージョンを展示。同機の特長は第一コンベヤ・フィンガーコンベヤ・横送りコンベヤ・石コンベヤの速度調整が機上でできるようになったほかジョイスティック、タッチパネルコントローラの搭載で使いやすさが格段に進化したこと。「自動畦合わせ」「自動貯留」「自動レベリング」といったハイスペックバージョンのみに搭載可能な自動制御アタッチメントを用意。多くの来場者が細部までのぞき込むように見ていた。
 この他、ブロードキャスタ、ハイブリッドカルチなど各種作業機も展示した。

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