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〝チャレンジ〟掲げ新生諸岡始動 35年ぶり社長交代 海外、国内林業部門強化へ

〝チャレンジ〟掲げ新生諸岡始動 35年ぶり社長交代 海外、国内林業部門強化へ

 諸岡=茨城県龍ケ崎市庄兵衛新田町358=は35年ぶりに社長が交代。4月1日付けで諸岡正美前代表取締役が代表取締役会長、諸岡昇前取締役副社長が代表取締役社長に就任し、4月16日にメディアを招いて就任記者会見を開催した。3代目の諸岡新社長は何事にも〝チャレンジ〟を掲げ、国内・海外への展望やモノづくりに対する意気込みを語った。また、同日付けで新体制となった役員も紹介。若返りを果たし、より能動的な集団を目指す新生諸岡がスタートした。

  35年ぶりの社長交代とあって多くのメディアが出席。取締役生産技術本部本部長の若井光浩氏が進行役を務める中、諸岡新会長、諸岡新社長がそれぞれ挨拶した。
 諸岡新会長は「先代の諸岡一雄からバトンタッチを受けたのが35年前の30歳。それから35年間、多くの方々に支えていただきながら会社運営を行ってきた。しかし私も昨年65歳を迎え、就任当初はいろいろな会合で最も年下だったが最近では一番年上になることが増え、時代の転換期を意識することも多くなり、このタイミングでバトンをつなごうと今年3月1日の取締役会で決めた」と、新会長らしく関係者への感謝の言葉を交えながら経緯を説明した。
 諸岡新社長は「新会長は尊敬する兄貴的な存在。諸岡入社後も何事に対してもチャレンジ精神を忘れず新会長の右腕になれるよう努めてきた。社長拝命は身の引き締まる思い。3代目社長として誠心誠意できることに取組み、社員のため、サプライヤー様、ステークホルダー様のためにも大役を果たしていきたい」と抱負を述べた。
 その後各社からの質問に対応。諸岡新社長は〝チャレンジと今後の展開〟について次のように答えた。「営業部門では前期で4割超えを達成した海外売上をどれだけ上乗せできるかが鍵。アメリカでは4月1日から製販一体の新体制のスタートを切り、ヨーロッパも市場が良くない中でも前期は対前年比でアップし、今期も健闘している。アジア市場も芽が出始めており、各エリア均等に海外事業の成長を目指す。モノづくり面では、新型旋回ダンプの開発が今期で終わるので、次の開発に着手する。キャリアダンプ市場以外にも我々の足回りを使った様々なカテゴリーに対し、グローバル的に伸ばしたい。国内では林業と環境機械に注力する。まずはフォワーダの新モデルを近い将来発表したい。また、木質バイオマス市場が盛り上りを見せており、燃料チップが間に合わないほど発電所建設が進み、破砕機の引き合いが増えている。タブ式のほか、横投入式のシリーズ化もチャレンジしたい。最後に部品・サービス事業。所謂バリューチェン事業で各社とも力を入れており、弊社としてまだ成長が見込める部門。粗利が良いだけに伸ばしたい。ここが大きなチャレンジだ」。
 この他、新製品の開発では、オプション化したラジコン仕様フォワーダなど一部実装化している例を紹介した上で、進行中の自社製品の電動化・遠隔操作・自動化の実現に向けた意欲を改めて示した。また、人材登用について急速な変化に対応すべく若返りを図ったことを述べ、「良い商品を作れば必ず売れる。そのために今何が必要とされているかリサーチする部署を創設し、各部門の底上げを図りたい」と述べた。
 諸岡新会長はオーナーとして持続可能な成長を支えながら地域貢献にも意欲。「龍ケ崎市と協定を結んで借り受けた本社横の土地を上手く活用したい」と目を輝かせた。
 電光石火で行動する諸岡正美新会長に対して、従弟にあたる諸岡新社長は沈着冷静で義理人情に厚い――おこがましいが、何度も取材場所や会食で同席させて頂いた中で感じた印象だ。ただ、新社長も負けず劣らずの行動派。アメリカ市場進出には大いに手腕を発揮してきた。会見では海外市場の強化と共に、林業・環境機械の注力を掲げた。フォワーダは現場から作業性向上の要求が高い製品だけに、今後の開発に期待したい。
 最後に4月1日から営業本部・生産技術本部・管理本部の3本部に、取締役直轄の経営企画室・海外事業統括室・内部統制室の直轄3室となった3本部3直轄室体制を紹介。若井取締役生産技術本部本部長は「累計8万台を超える製品を世界中に輸出するまでに成長した。次の目標は10万台」と述べ、管理本部本部長と海外事業統括室室長を兼ねる奥村広明氏は「新生諸岡の礎として会社発展を支えたい」、経営企画室部長の伊藤有子氏も「新会長新社長を支え、会社に貢献する」、内部統制室室長の佐藤賢治氏も「〝信頼を行動で示す組織づくり〟を進めていく」と意気込みを述べた。

 

   新社長を支える3本部3直轄室体制も発表した

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