アイデック 安全講習会で講演 安全な草刈りをサポート
アイデック=伊東潤弥社長、兵庫県加西市栗田182=は、4月5日、刈払機アタッチメント『スーパーカルマPRO』を本格導入している三木造園土木(千葉県君津市)が主催する安全講習会に講師として参加した。同講習会では「安全就業の為の基礎知識の向上」と、「カルマーのメンテナンスに関する技能向上」について、2時間半の講義が行われた。
三木造園土木は年間約300件の除草作業があり、現場の飛び石対策として2017年からカルマーを採用。長年飛び石対策として活用してきたが、効率的な作業を求める社員や新しい協力業者が、飛び石事故が起きやすい場所でカルマーを使用せず、立て続けに事故が発生していた。そうなると被害者への挨拶や対策会議、顧客への説明等で現場も事務も疲弊する。それまで飛び石事故ゼロを継続していた同社にとって、まずは基本に立ち返り、皆でカルマーを使用する意義を再確認するために、急遽全社員を対象に社員教育の一環として同講習会が開催された。前半の講義では、金属刃による事故事例の紹介や飛び石の飛散距離など、具体的な事例や数値での説明を行い、安全作業に関する多様な情報を提供し、後半はカルマーのメンテナンス方法についての説明を行った。
三木造園土木取締役の鈴木直彦氏は、「これまでメンテナンスを行ってこなかった新しいスタッフもカルマーの構造に関心が高まったようです」と手応えを実感。カルマーは重量が重く、作業効率も悪くなるが、同社取締役の鈴木荘一氏は、「なぜ現場でカルマーを使う必要があるのかを理解すれば、その安全性を活用しない選択肢はありません。飛び石事故が発生すると、事故対応に追われ作業も止まります。目に見えないコストもかさむため、会社にとって大きな損失。造園会社にとって安全は何よりも重要な品質であり、お客様へのアピールと考えています。当社では今後もカルマーを全面的に活用し、不要な事故を撲滅していきたい」とカルマーに大きな期待を示した。
『スーパーカルマーPRO』は上下刃逆回転ハサミ方式で石跳ねやキックバックが非常に少なく、際刈りや、人・車の多い場所でも安全に作業ができることから、農業、造園業者、建設業者など幅広く使用されており、行政が公園や道路、公共施設などでの使用を推奨する地域も増加している。