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ヤンマー最大の138馬力 独自技術による高速刈り 6/7条刈りコンバイン発売

ヤンマー最大の138馬力 独自技術による高速刈り 6/7条刈りコンバイン発売
ヤンマーアグリ(増田長盛社長、岡山県岡山市、以下YAG)は4月1日、ヤンマーの農業機械史上最大の138馬力の高出力エンジンを搭載し、また新開発の脱穀部や、新・自動ロス制御、丸ハンドル+電子制御FDS等のヤンマー独自技術により高速刈り作業を実現する6/7条刈りのコンバイン「YH6135/7135」を発売する。

 コンバインYH6135/7135の主な特長は次の通り。
《高能率な作業を実現する高出力エンジン》高能率・高速刈取りを目指し、ヤンマーコンバイン史上最大馬力の138PSエンジン「4TN101FDT―1SRC」を搭載し、高速作業(YH6135:2.1m/s、YH7135:1.9m/s)を実現する。ハイパワーと低燃費を両立したコモンレールエンジンに、排ガス中のNOx(窒素酸化物)を大幅に削減する尿素SCRシステム(選択的触媒還元)と、排気中の粒子状物質を捕集するDPF((ディーゼル微粒子捕集フィルター)排気中のPM(スス等の粒子状物質)を捕集)を装着し、排ガス規制をクリア。
《ロスのない余裕の脱穀処理を実現する技術》▽高速刈りに対応した脱穀処理を実現するロングこき胴と送塵口処理胴を組み合わせた「快速二重胴」▽広い揺動板によって処理能力を高め、大量の籾を効率良く、高精度に選別する「ワイド揺動板」▽枝梗のついた籾を再度もみほぐし、やさしく取り除いて揺動板へ均平に拡散する「あざやかロータ」。
《広々とした居心地の良いキャビン空間で快適作業を提供する新キャビン》広々とした足元空間に、ヘッドクリアランスも十分に確保した。さらにエンジンや作業部からの振動・騒音を軽減するとともに、良好な視界性で安定した作業を実現する。また、使用頻度の低い操作レバー、スイッチ機能をメーターおよびスイッチBOXに集約することで、室内空間を拡大した。また、オートエアコン搭載による快適作業を実現する。
《収穫ロスを抑える新・自動ロス制御》新・自動ロス制御はヤンマー独自の自動制御技術で、こぎ胴・揺動での籾のロスを検知し、チャフシープ、車速、送塵弁を自動制御する。選べる5段階の制御レベルに応じて設定されたロスの上限値を超えると制御が働き、収穫ロスを低減する。
《設定した一定の高さで刈取る自動刈高さ制御》設定した刈高さに制御する「自動刈高さ制御」。ほ場の凹凸を感知して一定の高さで刈取りを行うことができる。
《収穫量の見える化(M仕様)》▽収量センサーによる「収穫量モニター機能」は、収穫量データと時間、位置の情報を組み合わせることでほ場1枚あたりの収穫量を算出することができる▽ほ場内の収穫量のばらつきを見える化する「収穫量マッピング機能」や「スマートアシスト」アプリによる収穫情報の一括管理・表示など、ICTを活用した分析にも対応する。
 農地の集約化で農家の経営面積が拡大、効率生産が求められるなか、同機は強力な味方となるだろう。
【商品概要】▽適応作物=稲・麦▽商品価格=2006万4000円~(税込、メーカー希望小売価格)。

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