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ヤンマーHD YANMARTOKYO お米テーマに6店舗開業 HANASAKAの発信 

ヤンマーHD YANMARTOKYO お米テーマに6店舗開業 HANASAKAの発信 
ヤンマーホールディングス(山岡健人社長)は13日、東京・八重洲の「YANMAR TOKYO」にお米をテーマにした体験型ギャラリーやレストラン、ショップなど計6店舗をオープンした。12日、開業記念セレモニーと内覧会が行われ、ブランド戦略の新たな基盤となる「HANASAKA(ハナサカ)」や施設のデザイン、ロゴに込めた想い等を紹介した。

 開業記念セレモニーの冒頭、山岡健人ヤンマーホールディングス代表取締役社長兼CEOが挨拶。「YANMAR TOKYOを、HANASAKAの発信拠点にしていく。HANASAKAは、ヤンマーの創業者が掲げた″美しい世界の実現〟という理念のもと、あらゆる領域で人の可能性を応援し、次世代の人材を育て未来に花を咲かせようという取組みだ。1912年の創業以来、常に、より豊かな明日を目指し、社会の課題と向き合ってきた。食料生産とエネルギー変換の分野で挑戦を続け、2016年にはブランドステートメント『A SUSTAINABLE FUTURE』を策定し、人と自然が共生できる持続可能な社会の実現に向けた取組みを進めている。ヤンマーでは、サステナブルとは、『人は未来をよりよくできる』と信じること、と考えている。次の世代へ可能性のバトンをつなぐこと、明日を作り続けていくこと、その思いを体現するのがHANASANAに他なりません。ヤンマーは人の可能性を信じる会社であり、あらゆるチャレンジに投資する。HANASAKAはこのチャレンジの輪を社会全体に広げていきたいと思っている。HANASAKAとは、花が咲くのではなく、花を咲かせること、咲かせ合う心を持つことで、チャレンジは1輪の花ではなく満開の花になる。人が花咲くことが未来に花を咲かせる。YANMAR TOKYOから広がっていく可能性に満ちた未来に、どうぞご期待ください」。
 続いて、長屋取締役CBOが施設やブランドについて紹介。「ヤンマーは2012年の創業100周年を機に、ブランディングとデザインを強化し、ロゴマークや製品デザインを刷新。3Kと呼ばれていた農業や漁業などの一次産業を、弊社の製品によって憧れの職業にした。また、ブランドスローガンは『A SUSTAINABLE FUTURE』とし、単に産業機械を生産するだけでなく、お客様、社会、人々をより豊かにすることで持続可能な社会を目指すことが最も重要だと考えている。ヤンマーブランドは新たな転換期に入っている。昨年、『ヤンマーグリーンチャレンジ2050』を発表し、持続可能な社会の実現に向け、事業活動の変革を進める決意と戦略を策定。製品とあらゆる企業活動でカーボンニュートラルを目指し、2050年にGHG(グリーンハウスガス)の排出ゼロを目指している。ヤンマーは人の可能性を信じ、人の挑戦を後押しする文化のもと、次世代育成や、文化の醸成活動に取り組んできた。創業者の精神やビジョンの根底にあったヤンマーの価値観がHANASAKAだ。例えば、若いアスリートを長期的にサポートするHANASAKAクラブ、アートが街を彩るプロジェクト「HANASAKAミューラル(壁画)」、また、ヤンマー学生懸賞論文・作文は、次世代を担う若者に農業の未来について自由な観点から議論してもらうことを趣旨として実施してきた。YANMAR TOKYOは、HANASAKAの取り組みの一つとして日本の食文化であるお米や日本を支えてきた農業に着目し、新規就農者の支援につながる取組みや、食料生産に関する情報などを発信していく」。
 クリエイティブディレクターの佐藤可士和氏は、ロゴや施設デザインについて紹介。「桜の花を表現したHANASAKAのロゴマークは、美しい田園風景のオニヤンマを由来とするヤンマーのブランドマーク「FLYING-Y」を組み合わせて、ヤンマーとHANASAKAが一体となった様子を表現している。施設については、地下1階のHANASKAスクエアに、シンボルとして、ステンレスでロゴのアートワークを作成したほか、未来に向けて花が咲くようにと、HANASAKAのロゴの形をした和紙を使って、花びらが舞っているような空間を表現した。風に揺れキラキラとして、アイコニックな空間となっている。1階は、ヤンマー米ギャラリー。正面にロボットトラクターを設置し、茅葺き職人の相良育弥氏とコラボした。子供たちにも楽しく分かってもらえるようにデジタル技術を活用し、お米の話や歴史をコンテンツにして、ゲームのように楽しく体験できるようにした」と話した。
 その後、タレントの井上咲楽さん、アーティストの藤井桜子さん、スポーツ選手(女子サッカー
)の小山史乃観さんが登壇し、HANASAKAをテーマにエピソードや今後の目標などを楽しく語り合った。井上さんはマラソンを3時間半を切ること、小山さんと藤井さんは、世界を舞台に活躍していくことを目標に掲げた。

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