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大規模畑作の自動化 北海道スマート農業セミナー

北海道産学官研究フォーラムは10月14日、帯広市のとかたちプラザで2022年度第1回スマート農業セミナーを開催した。北海道高度情報化農業研究会、Digital北海道研究会との共催。今回のテーマは「大規模畑作地帯の農作業自動化~シニアが元気に働ける農村を目指して~」。
 はじめに北海道高度情報化農業研究会の小田原輝和会長が挨拶。その後更別村スーパービレッジ推進室長・企画政策課参事の今野雅裕氏が「デジタル田園都市×スマート農業~更別村SUPER VILLAGE構想~」をテーマに特別講演。また、帯広畜産大学特任教授の佐藤禎稔氏は「北海道の大規模畑作で期待されるロボットトラクタの現状と課題」をテーマに講演。大規模先進的農業を支えるためには農業機械の高精度自動化、ロボット化、スマート農業が必要でありセンサやコンピュータ、ICT、AIなどのDXを活用したスマート化の役割が増大する。それを使いこなせる人材育成が必要であり、農業DXにおける行政や研究機関のサポートも必要だ、などとした。
 また、とかち財団情報技術グループの田村知久氏が「ISOBUS普及推進会の目指すもの~国産作業機のISOBUS対応~」をテーマにISOBUSの必要性などを説明したうえで、メーカーに対しては技術のオープン化と事業者間の協業を積極的に推進すること、農業者に向けては相互運用性のあるサービスや製品を選択する、などを提案した。
 最後にパネルディスカッション。北海道高度情報化農業研究会の竹中秀行副会長がコーディネーターとなり、3人の講演者に十勝農機の飯島裕治社長が加わって行われた。ISOBUS対応作業機の開発を行っている飯島社長は「日本の農業がどうなるかを考えた時我々も先端技術が必要だと思った。壁は高すぎるがそれを乗り越えないと次の時代の農業はできないと決心し取組をスタートさせた」などと取組への思いを語った。

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