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エタノール土壌還元消毒  深層深くまで処理 日本アルコール産業

日本アルコール産業(東京都中央区日本橋小舟町)は、工業用アルコール事業のほかに、エタノール土壌還元消毒用資材「エコロジアール」の販売に注力している。 
 エコロジアールは、土壌を還元状態にすることで、病原菌やセンチュウ類の活動を抑制する。液体のため、フスマや糖蜜よりムラなく、土壌深くまで処理できる。主成分がエタノールのため、環境負荷が少なく、土壌中で微生物により速やかに分解されるため、残留の心配がない。処理は、希釈液を灌水チューブ等で投入し、被覆と2~3週間の太陽熱処理(30℃以上)で行う。
 「エコロジアール」は、農水省の「新たな農林水産政策を推進する実用化技術開発事業」の成果に基づいて開発され、同社と農業環境技術研究所(現国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構)、千葉県との共同開発によって、商品化された(特許取得)。
 昨今は、化学農薬の使用量を減らし、持続性の高い農業生産に貢献する土壌と人の環境に優しい資材として、農水省が策定した「みどりの食料システム戦略」に貢献する技術として注目を集めている。
 同社関連事業本部の長友本部長は、「みどり戦略で多くの問い合わせを頂いているが、エコロジアールは深層部まで届くため、これまで何の対策をやっても駄目だった農家さんのところでも改善した事例が多く出ている。担当者が現場に行き、適切な熱(温度)、被覆、灌水の方法等を説明し、着実な実施を指導し普及を進めている。使用方法がよりわかりやすくなるようパンフレットも刷新した」と話す。

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