農林業機械・農薬・資材についての動向を紹介する

受付時間 平日9:30~17:00

TEL 03-3831-5281

毎週 火曜日発行
 >  > 新会長に藤井政志氏 日本肥料アンモニア協会

新会長に藤井政志氏 日本肥料アンモニア協会

新会長に藤井政志氏 日本肥料アンモニア協会
日本肥料アンモニア協会はこのほど総会を開催。新たな会長に三菱ガス化学代表取締役社長の藤井政志氏が就任した。藤井会長は就任に当たり次のように述べている。
 「肥料工業においては、肥料製品の安定供給を最優先課題としているが、原料の確保が問題。ロシアによる軍事侵攻以降、肥料を含めた様々な価格が高騰する中、4月に政府は『原油価格・物価高騰等総合緊急対策』を打ち出し、農水省分野においては化学肥料原料緊急調達支援事業として肥料価格高騰抑制に乗り出している。協会としては、各方面と協力しつつ原料の安定供給に向け積極的に対応しているところ。被覆肥料の被膜殻海洋流出防止対策に関しては、昨年制定された『プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律』への対応の一環として、全農、全国複合肥料工業会と共に、「肥料の品質の確保等に関する法律」のもと、肥料袋の表示基準の改正に向けた取組を行った」。
 「アンモニア工業においては、国内生産の縮小、関連企業の事業撤退などが相次いでいたが、ロシアの軍事侵攻後には経済安全保障法案が閣議決定されるなど、サプライチェーンの強靭化が強く意識されるようになってきており、国内の安定供給の重要性が認識されつつある。協会としては、技術交流など事故を未然に防ぐための取組を積極的に推進して安定供給に寄与するとともに、今後は燃料アンモニアに関する取組を推進することで、カーボンニュートラルに向けた動きにも対処していくことが重要であると考えている」。

関連記事

【新製品情報】バイエル クロップサイエンス、次世代バイオスティミュラント肥料「アンビションG2」の販売を開始|海藻由来で作物の成長とストレス耐性をサポート

【新製品情報】バイエル クロップサイエンス、次世代バイオスティミュラント肥料「アンビションG2」の販売を開始|海藻由来で作物の成長とストレス耐性をサポート

ナガエツルノゲイトウの効果的な除草技術:農研機構、千葉県農林総合研究センター、神奈川県農業技術センターの共同研究

ナガエツルノゲイトウの効果的な除草技術:農研機構、千葉県農林総合研究センター、神奈川県農業技術センターの共同研究

大森茂氏受章祝賀会 業界が自分事として称えた

大森茂氏受章祝賀会 業界が自分事として称えた

日本農薬 第2四半期業績説明 新規製品開発とAI拡充

日本農薬 第2四半期業績説明 新規製品開発とAI拡充