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白い農業用長靴発売 内部の蒸れ防ぎ夏も快適 福山ゴム

福山ゴム工業=松岡伸晃代表取締役、広島県福山市松浜町3―1―63=はこのほど、暑熱対策長靴「ノーカーズ008」を発売した。農業向けの長靴は汚れが目立ちにくい黒色や濃色が一般的だが、「夏は暑くて蒸れる」という農家の声に応え、白い農業用長靴を初めて商品化した。太陽光を反射しやすく靴内部が高温になりにくいため蒸れにくい。
 農家から「田植用の白い長靴はないのか」と要望を聞いたのが開発のきっかけ。白色の「クールホワイト」と明るい灰色の「クールグレー」の2色を開発した。片足500gの軽量で、ツヤを抑えたシンプルで軽やかなデザインになっている。素材は塩ビ製で、ゴム製に比べて耐久性がある上、太陽による劣化に強い。くるくる巻いて収納できるほど柔らかく、足にフィットしてはきやすいのも特長だ。
 泥や埃の侵入を防ぐカバー付き。前かがみの姿勢時も作業の邪魔にならないよう調節ひもは側面に配置した。底は土や泥が詰まりにくいフラットソールになっている。
 4月から11月まで靴内部の温度変化を長靴の色別に調べたところ、最も暑い8月で黒長靴と白長靴の内部温度差が約8℃だった。気温が低めの4月や11月でも約8℃の温度差になり、内部が高温になりにくいことが分かった。同社は「農業分野でも白い長靴の需要はある。年々気温が上昇する中、暑熱対策として活用してほしい」としている。
 希望小売価格は税込2860円。婦人・紳士サイズをそろえており、SS(22・5~23・0)、S(23・5~24・0)、M(24・5~25・0)、L(25・5~26・0)、LL(26・5~27・0)、3L(27・5~28・0)。

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