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自主規制資格改正 3年ぶり一堂に会し総会 陸内協

日本陸用内燃機関協会(木股昌俊会長)は5月25日、東京都港区の明治記念館で第20回総会を開催した。新型コロナ禍のため、人数を限定してきたが、今年は3年ぶりに一堂に会した。総会後は第43回従業員功労表彰も行われ、22社32人が表彰状を受けた。その後、総会と従業員表彰の合同懇親会が開かれ、新型コロナに最大限配慮しながら懇親を深めた。
 総会でははじめに木股会長が挨拶にたち昨今の情勢について不透明な状況が続いていると指摘したうえで、陸用内燃機関の生産状況を報告。
 続いて、同協会の活動を紹介。排出ガス自主規制については、「弊協会では、2003年から規制対象外の19‌kw未満のエンジンいついて協会会員による自主的な環境規制の設定と運営が行われてきた。しかし、最近は会員外の海外メーカー製エンジンがコンシューマ市場に多く販売されるようになり、これらの海外メーカー製エンジンを使用する事業者にも協会の自主規制に参加できるよう、自主規制参加資格の改正を行った」。更にカーボンニュートラル(CN)については「内燃機関のCNに向けたシナリオ案を昨年度起案してホームページ等で公開。この問題は内燃機関の将来性に対し大きな影響を与えることから今後も継続して議論していく」とした。
 総会では令和3年度事業報告書、4年度事業計画書などが審議、承認された。また、任期満了に伴う役員の改選では、会長には木股氏が再任、副会長には小松製作所の渕田誠一氏が再任、三菱重工エンジン&ターボチャージャの有賀一弘氏が新たに就任。専務理事に東成行氏が就任した。このほか、新たな理事にいすゞ自動車の濱田治樹氏、デンソーの飯田寿氏、日本ピストンリングの岸谷隆雄氏、ヤマハモーターパワープロダクツの河野俊哉氏。新たな監事にスターテング工業の高橋隆雄氏、大同メタル工業の吉田有宏氏が就任した。なお、会員数はマキタが退会、新賛助会員にギオンが入会し、総会時点で計59社・2団体。
 その後、従業員功労表彰。冒頭、木股会長が挨拶にたち「昨今のカーボンニュートラルに向けた大きな動きには内燃機関を含むエネルギー変換技術の革命的な転換が必要。また、新型コロナウイルスや地政学的なリスクを乗り越えるため、技術の質の変革も求められる。これまでの実績におごることなく成長を続けていくためには、これらの変化を的確にとらえ、対応し、優れた商品と付加価値の高いサービスを世界に供給し続けなければならない。そのためにも、本日受賞された皆様の更なる活躍が必須の要件となる。今後のご活躍にご期待申し上げる」と述べた。その後、表彰状や記念品が授与された。

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