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関東甲信クボタ Miss SAKEに特別講義 無人田植機のデモ 座学や手植え体験も実施

関東甲信クボタ(冠康夫社長)は5月14日、長野県松本市の同社中部事務所等で「2022Miss SAKEファイナリスト」に対し稲作の座学や手植え体験、アグリロボ田植機の田植え作業デモの体験を実施した。これは、Miss SAKEを展開する一般社団法人Miss SAKE(大西美香代表理事)の事業に賛同し協力したもの。
 Miss SAKEは、伝統ある日本酒と日本文化の魅力を日本国内外に発信する美意識と知性を身につけたアンバサダーを選出する目的で選出されているもの。同事業の一環として、様々な関係企業の協力の下、特別講義「ナデシコプログラム」を実施している。
 今回は、同法人の「地域の食・農産業に関する事業」と関東甲信クボタの地域農業へ貢献するミッションとの関わりのなかで同法人から手植え作業を体験したいとの依頼があり、農家との関わりが深い同社もその事業展開に賛同したことからに協力することとなった。
 当日は、はじめに関東甲信クボタの戸谷強専務取締役が信州来訪への歓迎とともに「田植え体験を楽しんでほしい」と挨拶。また、大西代表理事は「これまでずっと、現地で田植えを体験してほしいという思いを持ってきた。そうしたなかで、今回関東甲信クボタの皆様のご協力を得て実現できたことに我々への期待と愛情を感じている。今日体験したことを広げなければ意味がない。SNS等でお米の素晴らしさをPRしてほしい」と述べた。
 座学では、お米の種類やイネの生長とそれにあわせた各種作業等稲作の基礎知識などを説明。更に担い手の高齢化や減少、それに伴う担い手農家の規模拡大などの課題とその解決に貢献する技術である「スマート農業」について紹介した。
 その後、塩尻市の圃場に移動し、田植え体験。圃場は同社社員の親戚の圃場(10a程度)を借り、そのうちの5分の1程度を手植えで作業した。手植えしなかった部分は、アグリロボ田植機「NW8SA」による無人作業で田植え。クボタ担当者が無人で動く原理や設定・操作の方法などを紹介。あっという間にきれいに植える様子に驚きの声を上げていた。
 体験を終えたファイナリストは「自分の手での田植えは苗への愛情が芽生え良かったが、これを毎日お仕事としてされるのは大変だとも感じた。そのなかで無人で、かつすごいスピードで田植えできるのには驚いた」(2022Miss SAKE長野・髙木友葉さん)など貴重な体験となったようだった。

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