農林業機械・農薬・資材についての動向を紹介する

「バロネス」ブランドで知られるゴルフ場芝刈り機トップの共栄社（林秀訓社長）は、ゴルフ場のフェアウェイを刈る乗用型５連リールモア「ＬＭ５５１Ｂ」を発売。刈り上がり性能を徹底的にこだわって設計しており、３タイプのユニットから、圃場に合った最適な仕様が選択できる。地球環境に配慮し、欧州排ガス規制ＳｔａｇｅⅤに対応した新型エンジンを搭載。

　共栄社＝愛知県豊川市美幸町１―26＝のリールカッターは、日本刀作りの伝統的な鋳造技術に由来する抜群の切れ味が特長。摩耗が少なく長持ちする上、草の繊維まで刈り取る鋭い切れ味で美しい刈り込みが実現する。
　「ＬＭ５５１Ｂ」は、コースに複雑な起伏がある場合でも、モアユニットの水平方向の可動領域を拡大したことで、大きなアンジュレーションでも追従を可能にしている。またエンジン回転数を一定に保ち、走行スピードとリール回転数を維持する「ＢＡＣＣＳ」機構を搭載。コース管理者の作業経験にかかわらず、全てのホールを均一に美しく仕上げることができる。
　さらに、同じ刈高設定で様々な刈り取り性能を実現するために、ベッドナイフ角度を調整する「Ｂ―ＡＣＴ機構」を装備（ＬＨ52、ＬＨ62ユニット）。芝生のコンデイションや管理者が目標とするターフコンディションに合わせた刈り込み能力が調整できる。
　22インチユニットは３タイプを設定。５インチ径ユニットの「ＬＨ52ユニット」、ハイグレードモデルの「ＬＨ62ユニット」、軽量でシンプルなモデル「ＬＳ62ユニット」の３つで、コースの状況に合わせ、購入時に最適なユニットを選択できる。
　同機は、第４次排ガス規制をクリアし、欧州排ガス規制ＳｔａｇｅⅤに対応した新型のクボタ製ディーゼルエンジンを搭載。高出力ながらも厳しい排ガス規制をクリアし、地球環境に配慮している。静音性にも優れており、ストレスを感じることなく余裕のある作業ができる。オリジナルモニターでは、エンジン回転やバッテリー電圧、燃料消費量などが確認できる。