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東日本・海外出荷強化 筑波工場隣接地に東日本物流センター

クボタ(北尾裕一社長)は、筑波工場隣接地に新たに大型物流施設を建設し、東日本エリア及び海外向け補修部品の供給を担う「東日本部品センター」を移転する。社外に分散する倉庫機能の集約と能力増強を図り、更なる事業拡大に備えると共に入庫~出庫までのオペレーションを向上し、タイムリーな補修部品の供給を継続することで顧客満足度の維持向上を図る。
【背景と狙い】クボタが製造する農業機械、建設機械、エンジンなどの産業機械では、顧客に高い稼働率で製品を利用してもらうために、タイムリーな補修部品の供給が欠かせない。また、製品寿命が長いことから、生産終了機種の補修部品も長期間在庫・供給していくため、十分な保管スペースの確保が必要だ。
 今後さらなる事業拡大が予想されることから、現在の施設の保管スペースも引き続き活用しつつ、新たに同社筑波工場の隣接地に出荷機能も持った大型物流施設を建設し、在庫保管能力を引き上げて外部倉庫に分散している補修部品の在庫を集約する。また、入・出荷業務を新しい施設を中心に再編するとともに、施設内の作業は将来的な出荷作業の増加に備えて量変動に対応しやすい体制とし、シンプルで効率的なオペレーションの構築に取り組む。クボタでは「在庫保管能力とオペレーションの向上により、より多くのお客様へのタイムリーな補修部品供給を実現し、引き続き国内外のお客様の機械稼働率向上に貢献してまいりたい」としている。
 なお、新しい施設の屋根全面に太陽光発電設備を設置する予定で、発電した電力は自家消費や他拠点での活用を検討している。太陽光発電設備の導入と、外部倉庫の集約によって倉庫間のトラック輸送を大幅に減らすことにより、年間約900tのCO2排出抑制に貢献できる見込みだという。
【新物流施設の概要】▽
名称=東日本部品センター▽所在地=茨城県つくばみらい市(筑波工場隣接地)▽延床面積=5万3000㎡(中二階を含む4階建て)。
 ※現在の東日本部品センターの面積は1万5700㎡▽総投資額=130億円▽稼働時期=2024年4月(予定)。

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