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春日部みどりのPARKオープン 農業研究施設、シンジェンタ、ホソダ等も協力

09:32:54旧冨多小学校の跡地を活用した次世代農業研究施設「春日部みどりのPARK(埼玉県春日部市神間872)」が4月22日、グランドオープン。岩谷一弘春日部市長、栗原信司春日部市議会議長、シンジェンタジャパン・アグリビジネス事業本部の宇都宮晶男取締役執行役員事業本部長らが参列して初夏の日差しのなか記念式典が開催された。
 同施設は、「未来の農業に役立つ新技術を、様々な会社が同じ敷地で開発したら、そこから新しい何かが始まるのではないだろうか?」という想いを共有したJPP(埼玉県)、セキドパートナーズ(東京都)、積木製作(東京都)、但馬米穀(兵庫県)の4企業が借り受けて次世代農業研究のプロジェクトを立ち上げたもの。廃校跡地を活用し、既存の建物、豊かな歴史、文化資源や田園、河川などの自然資源を活かした次世代の農業やロボティクスの研究を通して、地域の活性化に寄与する事業を行っていく。
 事業内容は、スマート農機(ロボットトラクタや自動収穫機等)の研究開発、ドローン(空中・水中)の研究開発など。
 グランドオープン記念式典では、冒頭、4企業が、それぞれの会社の事業や抱負などを語った。
 来賓祝詞で、岩谷市長は、「冨多小学校は閉校したが、農業研究施設として新しく生まれ変わった。地域にとって、当市にとって素晴らしい波及効果が見込まれる」などと期待を示した。
 シンジェンタジャパンの宇都宮取締役執行役員事業本部長は、祝詞のなかで、「ドローンによる散布や、以前校庭だったところを当社の〝お花畑プロジェクト〟の一環として活用し、ポピーなどを用いたお花畑を提供する。4社様とともに私どもの力を活用いただき、いろいろな事業者がからむことでまさにイノベーションがおこる。次世代の農業生産者につなげていくというのが大きなポイントであり、この施設を通じていかに農業が魅力のあるものであるかを見てもらい、地域や日本の農業に貢献していきたい」などと述べた。
 続いて、地元有力農機販売店ホソダの河口拓也専務取締役が、「ロボティクス、自動化といった様々な技術が農業を支えていくと言われる中で、弊社としてもそういった流れにお力添えできればと思う」などと挨拶した。
 午後からは、自動操舵によるトラクタの運転やドローンによる空中散布、自動運転の草刈機などの実演が行われた。

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