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福岡九州クボタが社員総決起大会開く リモートでV奪還誓う

福岡九州クボタが社員総決起大会開く リモートでV奪還誓う
福岡九州クボタ(池浦貞彦社長、福岡市南区野間)は2月10日、「令和4年度福岡九州クボタ社員総決起大会」をオンラインで開催した。コロナ禍の影響を鑑み、決起大会は昨年に続きリモート配信となった。クボタからは飯塚智浩農機国内営業本部長がビデオメッセージを配信。リモート配信には同社全社員約650名や関係者らが参加した。池浦社長は「今年の営業方針は売上目標223億円を達成、特別優秀ディーラー賞V奪還を必ずやり遂げる」と力強く表明した。

 総決起大会は、社歌「大地に誓う、この日々に」で始まり、スローガンのあと、池浦社長が今年の事業方針を述べた。
 「コロナが年明け再燃し、第6波として急速に猛威を振りまき、決起大会は昨年に続きリモート配信せざるを得ない状況で、非常に残念な思いです。昨年の売上は4月以降伸び悩んだものの、通期では前年並みの222億6900万円で締めることができた」と昨年を振り返り「今年は売るための種まき活動として、スマート農機向けの提案は、よく勉強し、チームを組んで取り組み、一般農家向けには徹底したコロナ対策をしながら積極的に実演提案を行う、2段構えの提案活動をお願いします。昨年に引き続き修理収入の増加に全社、力を入れて下さい。昨年比107%以上の整備売上を期待しています。今年の販売活動は、基本に立ち返った行動をお願いします。顧客の創造はビジネスの基本となり、やるべきことをきちんとやることで、結果は必ず付いてきます。今年の売上目標223億円を達成し、V奪還を必ずやり遂げましょう」と力説した。
 続いて、大橋健太郎副社長が「私たちは販売会社です。生き残る、勝ち続けるには、変化し続けることです。もう一度創業の原点に戻り、農家のために働き、その結果を一緒に作ることが重要。農家が抱える問題をソリューションできる人に成果はついてきます。組織としては思いの伝達、思いの創造が大切で、目指す方向に全員が向き、動くことが、福岡九州クボタの伝統でありイズムです。2025年までにやるべき35項目を7つのプロジェクトにまとめて推進しています。25年までに経営体質の強化と、現状の市場に合う新たな布陣を設け環境を整え、創立100周年に向け会社の礎を築く。22年は足元固めの第一歩として、市場において真の価値、バリューを獲得するための3つのポイントを打ち出し、営業活動の方針とします。一つ目の進化は、掘り下げる進化。基礎をより掘り下げ、今の収益を120%に高める。二つ目は、未来を育む進化。新しい取り組みとして①年に新規顧客を6名増やす②全員がアグリロボの資格取得③アグリロボ・GSトラの実演会を全員で行う。アグリロボのトラ・コン・田がそろっているのはクボタだけで、恵まれた環境をチャンスとして取り組んでいただきたい。三つ目は、遊びも楽しむ進化。プライベートを充実させることで心身共に健全となり、新しい遊びからチャレンジ精神を養う面白い取り組みだと思う」と営業方針を発表した。
 クボタ本社の飯塚智浩農機国内営業本部長は「昨年は社会情勢の変動が多い一年だったが、農機販売グループの業績は好調に推移し、増収増益となった。2022年はクボタグループ新中期計画2年目の年。基本方針は、デジタルマーケティング強化とチーム営業の実践、経営体質強化の総仕上げ、K―ESG経営に基づく事業運営の3本柱だ。事業環境は米価の低迷や原材料、物流コストの高騰など逆風の中ではあるが、顧客満足経営の原点に立ち返り、お客様の課題に一つ一つ対応していくことが重要だ。本年の農機国内営業グループのスローガンは『支えよう!日本農業!』。グループ一丸となり、担い手と共に最先端技術で日本農業の未来を創造していきたい」と激励した。
 続いて各本部の今年度方針の発表があり、永野本部長が企画本部方針、高倉本部長がサービス本部方針、新谷取締役が管理本部方針を発信。最後に社員表彰式があり、決起大会は終了した。

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