農薬工業会がファクトチェックの重要性についてメディア情報交換会
農薬工業会は2月17日、オンラインでメディア向け情報交換会を開催。「JCPAビジョン2025」活動の一つとして、農薬やワクチンのリスクも含めて「科学的に信頼される報道の在り方」をテーマに、食品安全情報ネットワーク共同代表の小島正美氏(元毎日新聞編集委員)を講師に招き「ファクトチェックの重要性とその限界」と題して講演を行った。SNS等が急速に発達したネットの時代においてデマやフェイクニュース等の不確かな情報が氾濫し、その情報の見極め方が難しくなっている。
例として、「ハチミツから(一律)基準の5倍の発がん性グリホサートが検出された」という週刊誌記事を紹介。科学的知識があれば、健康影響に何の問題もないことが分かるが、一般の読者には分からない。この場合、体重50㎏の人がADI(1日許容摂取量)に達するのは1000㎏のハチミツを食べたときであり、基準値超えは健康影響とは無関係であることなどの知識を広めていかなくてはならないと指摘した。
例として、「ハチミツから(一律)基準の5倍の発がん性グリホサートが検出された」という週刊誌記事を紹介。科学的知識があれば、健康影響に何の問題もないことが分かるが、一般の読者には分からない。この場合、体重50㎏の人がADI(1日許容摂取量)に達するのは1000㎏のハチミツを食べたときであり、基準値超えは健康影響とは無関係であることなどの知識を広めていかなくてはならないと指摘した。