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境界や面積、地図で記録 竹谷商事が森林測量端末を販売

竹谷商事=大阪市阿倍野区晴明通2―20=は、森林の境界や面積、路線などを把握する森林測量で、測量データを地図上に記録できる高精度GNSS受信端末「SP20」を販売している。モバイルGIS(地理情報システム)を搭載しており、現在位置を地図上にリアルタイムで表示しながら、目標地までの距離や方位などを確認できる。測点位置の座標データを記録することで、伐採予定地の面積などを端末上で簡単に計測することができる。
 伐採作業の前に欠かせない森林測量だが、作業員が2人1組で山に入り、2地点間の距離と方位を記録する測量方法が一般的に行われている。だが、熟練者の経験と勘が求められる上、測量データを持ち帰り、地図上に再現して面積を割り出す作業が必要だ。木の生い茂る山中では自分の位置を正確に知るのも難しく、高精度な測量作業や省力化が期待されていた。
 「SP20」は、米・SPECTRA社製の端末に、竹谷商事が開発した日本仕様の地図アプリを搭載。機体の先端に誤差約50㎝の高精度なGNSSアンテナの基盤が組み込まれており、操作部分はスマートフォンと同じ。端末には、詳細な航空写真や等高線の地図上に現在地の緯度や経度などが表示。端末を手に目標点上の座標や歩いた軌跡などを記録し、面積が分かる。データは蓄積され、次回の測量に生かすこともできる。同社は「2人がかりの作業だった測量が1人で行えるようになる。人手不足が深刻な昨今、経験の浅い人でも山の仕事に入りやすくなってほしい」としている。

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