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スガノ農機のふいご祭・感謝フェア賑わう 地域住民620名が来場 茨城工場生産の製品展示

スガノ農機(渡邊信夫社長)は12月11日、地元美浦村への感謝の気持ちを込めて、「ふいご祭・感謝フェア」を本社事務所がある茨城工場で開催した。当日はご当地キャラクターイバライガーショーや大抽選会、大型トラクタ記念撮影会、チャリティオークション、馬耕実演など、親子で楽しめる企画が満載ということもあり約620名が来場する盛況ぶりだった。

 スガノ農機=本社事務所:茨城県稲敷郡美浦村間野天神台300=は、2018年から同フェアを開催して今年で3回目。昨年はコロナ禍で中止となったが、今回は感染対策を徹底し、満を持しての開催となった。
 「ふいご」とは鍛冶屋などが火を起こす時に用い、箱の中のピストンを手や足で動かして風を送る道具のこと。「ふいご祭」は、安全を祈願し、ふいごを清めて祭る行事であり、同社の恒例行事となっている。馬鋤などを作る鍛冶屋として創業した同社の歴史と現在の姿を地域住民に知ってもらう場として、来場者も年々増え、今年は一昨年の倍以上の集客となった。
 会場内では、予約販売会を実施し、茨城工場で生産しているリバーシブルプラウ、レーザーレベラー、スタブルカルチ、溝掘り機、サブソイラなどが新品から整備済みリユース品まで数多く展示された。中でも販売好調な浅耕リバーシブルプラウが注目を集めたほか、公道走行対応のリボーンローラー、155馬力の大型トラクタに装着したリバーシブルプラウは存在感を発揮した。
 また、製品のチャリティオークションが行われ、売上げは「美浦村ふるさと応援寄付金」に全額提供する。歴史資料館「土の館」には、馬耕から現在のトラクタ作業機としての時代変遷が分かる年表や農機具が展示され、来場者の関心も高かった。試験農場では本物の馬による馬耕実演も行われ、230馬力のトラクタとのコントラストが興味を引いた。
 当日は天候にも恵まれぽかぽか陽気の中、来場者全員に、北海ルスツ産ジャガイモで作ったプレミアムチップスが提供されたほか、大抽選会では青森県産りんごで作ったアップルブランデーや北海道産きたあかりなど豪華賞品を用意し、日頃の地元住民への感謝を形にした。無料フードコーナーでは、手作りの豚汁、工場の熱処理機械を活用した焼き芋&北海道産じゃがバターは身も心もホカホカに温めた。
 渡邊社長は「地元貢献を目的に開催して徐々に定着している。地域住民の皆様への感謝の気持ちと共に、社員満足が大切。そうした取り組みもあり、前期は過去最高の売上高を達成し、来春には優秀な内定者7名を招き入れることもできた」と感想を述べた。

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