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三ツ星ベルトの高性能伝動ベルト 農機の大型化需要に対応

三ツ星ベルト=池田浩社長、神戸市長田区浜添通4―1―21=は、コンバインや田植機、管理機などに欠かせない伝動ベルトを開発・製造している。機体内部でエンジン動力を伝達する役目を担う伝動ベルトは近年、経営規模拡大に伴い農業機械が大型化・長寿命化するのを背景に、高耐久、高性能に進化している。
 農機用に多く使われているのが、「Vベルト」と呼ばれる断面が台形型の伝動ベルトだ。同社のラインアップの一つ、「三ツ星ニューオレンジVベルト」は、一般工業用ベルトに比べ大きな衝撃、プーリ径が小さく逆方向の曲げ、高温下での使用など苛酷な使用条件に耐えるよう設計されたロングセラー商品。農機向けに広く販売されている。
 また、近年販売が伸びているのが「スーパーAG―X」だ。短繊維補強ゴムを採用し、ゴム周りのカバー布には曲げやひずみに強い特殊帆布を使用。負荷の大きな部位での使用に耐える耐摩耗性、耐熱性、耐亀裂性を備えたVベルトの最上級グレードとなっている。
 ベルトの亀裂や摩耗によるマシンダウンは、農作業の中断や遅れにつながるため定期的な点検や交換は欠かせない。農機整備の現場では、機械の大型化に合わせて耐久性、高性能に優れ、高寿命なベルトに対するニーズが高まっており、「スーパーAG―X」の取り換え需要も増加している。
 同社は神戸で1919年の創業。「高機能・高精密・高品質」を掲げ、自動車用ベルトや一般産業用ベルト、コンベヤベルトなど産業機械に組み込まれる伝動ベルトを国内外で幅広く手がけている。

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