農林業機械・農薬・資材についての動向を紹介する

タイショー＝矢口重行社長、茨城県水戸市元吉田町＝は、このほど、肥料散布機グランドソワー『ＵＸ―55ホッパーキット』と『１ホッパーＭＴフレームキット』を発売した。フレームキットにＵＸ―55ホッパーキットと薬剤散布機（ＫＸ—15／ＫＸ—10）を取付ければ肥料と薬剤同時散布も。また粉剤散布機（ＰＮ―40―３）でロータリーの前の散布もできる。


　タイショーはこのほど肥料散布機グランドソワー『ＵＸ―55ホッパーキット』と『１ホッパーＭＴフレームキット』を発売した。
　グランドソワー『ＵＸ―55ホッパーキット』は畝立成形や中耕と同時に肥料を散布して、最適な畑作環境を作る。ホッパー容量は55ℓ、10ａあたり20～１５０㎏の肥料などを約30分で散布することができる。スピーディで正確な散布が特長。正確散布は減肥農業、低コストと環境に配慮した営農にもつながる。
【散布可能肥料・種子】散布ロールのラインナップも充実、そばの実などの小さな種子も播ける。
《標準ロール》ロール４―20（10ａあたり20～１５０㎏）▽粒状肥料＝粒状化成、過リン酸石灰（粒径２～４㎜）▽砂状肥料＝ケイカル、ヨウリン、土壌改良剤。
《大量散布ロール》ロール１１０（10ａあたり30～２０５㎏）▽有機ペレット（長さ10㎜以下）▽肥料（中粒）＝粒径６㎜以下。
《微粒散布ロール》ロール４―9.6アダプタ付（10ａあたり10～50㎏）▽微粒剤＝バスアミド、ガスタード。粒子が細かいため多少もれる場合がある。
《少量散布ロール》ロール４―11（10ａあたり11～83㎏）▽そばの実。車速４㎞以上が必要。散布量、散布幅によっては使用できない場合もある。
　※注意＝形状の大きい肥料や湿った肥料は散布できない。10ａあたりの散布量は作業時間30分の場合。大量散布ロール、少量散布ロール、微粒散布ロールはオプション。
【ホッパーキット主要諸元】▽ホッパー容量＝55ℓ▽重量＝22㎏▽駆動モーター＝ＤＣ12Ｖ16Ｗ×１基▽最大散布幅＝粒状1.2ｍ、砂状0.9ｍ▽ホース本数＝４本▽散布量＝20～１５０㎏／10ａ（作業時間30分）▽適応トラクタ＝20‌PS～。
【フレームキット主要諸元】▽フレーム長＝９００㎜▽取付部角パイプサイズ＝50角▽ロータリーパイプ適応寸法＝直径φ70～90㎜▽適応トラクタ＝20‌PS～。
　フレームキットを使えば、ＵＸ―55ホッパーキットと薬剤散布機（ＫＸ—15／ＫＸ—10）が取付できる。また粉剤散布機（ＰＮ―40―３）でロータリーの前に散布できる。
《薬剤散布機ＫＸ—15／ＫＸ—10》薬剤散布機ＫＸ型はロール繰出し方式により、設定した散布量を正確に散布できる。また、漏れやすい微粒剤も漏れにくい設計で安心だ。散布できる薬剤は、バスアミド、ダーズバン、ネマトリンエース等の微粒剤。
《粉剤散布機ＰＮ型（新型）》ＰＮ―40―３。
　作物の病原菌防除に効果的な粉剤を正確に散布できる。ホッパー内で固まりやすい粉状の薬剤をブリッジすることなく散布できる。散布できる薬剤は、ネビジン、フロンサイド、ビーラム粒剤など。