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スペーダー2台体制で規模拡大 所沢ゼロファーム 

スペーダー2台体制で規模拡大 所沢ゼロファーム 
埼玉県所沢市でネギや枝豆など多品目生産で規模を拡大してきた農業法人「所沢ゼロファーム(佐藤勇介代表・37歳)」が、アグリダイレクト(北海道河西郡芽室町東芽室北1線18―7)が販売するイマンツ社の耕起・混和・整地をワンパスで行う高機能作業機『スペーダー』の2台目を7月末に導入した。半径6㎞圏内に小規模ほ場が散在する作業の改善に昨年導入して期待通りの効果を実感しての増車。スペーダーの導入効果を伺った。
 左右角度の異なるスペード型の爪が土を深く耕しながら団粒構造を保ち、他製品にはない独自の混和作用を促進。標準装備のリアローラーがPTOで駆動することで、表層砕土と同時に転圧も1工程で行えることから高い評価を得ている。昨年取材した頃からの変化を聞くと、事務員も含め社員を8名増員したことを挙げた。「今年は作付面積の拡大以上に『人への投資』を優先している。スタッフの負担軽減と労務管理を徹底し、将来に向けた経営基盤を固めたい」と "攻めの営農"へ準備を続けていた。
 今回の増車もその一環。最も離れた北側ほ場周辺で将来的に約10haの集約・拡大が見込まれることが決め手に。「遠隔地への移動はオペレータの負荷となっていた。現地に1台常駐させれば同時並行で作業を進められる」と話し、周辺の道路幅を考慮して昨年購入したのと同じ作業幅2.1mの38SXシリーズを選定した。
 スペーダーのメリットについて挙げるのが、作業工程の劇的な短縮。「以前は収穫→ロータリー掛け→施肥→混和→転圧の工程を踏んで播種床を作っていたが、スペーダーを入れてからは、施肥後に混和と転圧まで一気に進められ、播種作業へ直行できるようになった」と述べた。さらに絶賛するのが"すき込み能力"。同ファームでは食品残渣から作られたバイオ肥料を投入しており、通常のロータリーでは届かない深さ20cm以上まで爪が入るので、深層まで均一に混和できる点が経営上の強みとなっている。「昨年はネギの収穫翌日にキャベツの定植が行えた。残渣をそのまますき込めるので、ほ場を高回転で回せる」と笑顔で答えた。
 年2作を基本とする同ファーム。「夏は猛暑で日中の屋外作業が難しく、夕方はゲリラ豪雨に見舞われやすい。できる時に一気に仕上げられるスペーダーは本当に心強い」と佐藤代表。夏作から秋冬作の準備を短期間で行えることから、冬季に市場や直売所で価格が安定しにくいネギの作付面積を維持しつつブロッコリー、ダイコン、キャベツ、ニンジンなどの秋冬野菜を増産していく考え。「価格はそれなりにするが、省力化と作付け回転の早さを考えれば間違いなくそれ以上の価値がある。露地野菜生産者には自信を持って薦めたい」と、2台体制で本格的な作業を行う来シーズンに期待を示していた。
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 イマンツ「スペーダー」は、トラクタ馬力に合わせて最適なモデルを選択できる各種シリーズをラインアップ。アグリダイレクトでは実機による実演も受け付けており、自らのほ場で圧倒的な作業性を体感して欲しい。

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