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ヤンマーアグリジャパン新社長・井上勉氏に聞く 前向きに変化に対応する

ヤンマーアグリジャパン新社長・井上勉氏に聞く 前向きに変化に対応する
4月1日付でヤンマーアグリジャパン代表取締役社長に就任した井上勉氏に、就任の抱負や今後の事業展開について聞いた。米価高騰以降、引き続き強い需要があるものの、今後の状況は不透明だ。インタビューの中では、変化に対応する柔軟な姿勢が印象的だった。1973年生れの52歳。出身地は北海道札幌市。
 ――就任の抱負。
 「市況が良く売上が前年から10パーセントほどアップしており非常に良い流れにある。この勢いを維持しつつお客様により良い商品とサービスを提供することに集中していく。将来の見通しは不透明だが常にお客様のニーズに寄り添い喜んでいただけるところを見据えれば事業は継続できる。生き残る道はお客様の期待に応え続けること以外にない。課題としては、生産計画を上回る受注。そこに一つ一つフレキシブルに対応していくことになる」
 ――商品展開について。
 「今後注力するのは大規模農家向けの大型機械、スマート農機、環境配慮型商品となる。大きな流れとして大規模担い手のニーズに応えていくと同時に、加速度的に進む農業従事者の減少への対応としてスマート農機がキーとなる。直進アシスト機能を全YTシリーズに装備し、オート機能もトラクタ、田植機に加え、コンバインにも拡充している。充実したラインナップとともに、これらを使ってどのような農業が展開できるのか、その可能性も含め、現場での提案活動に力をいれていく。環境配慮型商品ではみどりの食料システム戦略に対応し、コスト低減にも繋がる可変施肥田植機などを展開している。また温暖化が進む中、過酷な作業となっている草刈りにおいてはラジコン草刈機を推進し、評価をいただいている。今年も猛暑が予想され、お客様の安全のためにも力を入れていく」
 ――ソリューションや サービス事業について。
 「省力化と省コスト化に貢献する密苗は着実に普及が進んでいる。講習会に足を運んでくださるお客様も数多く、まだまだ裾野が広い市場だと認識している。また直播などの提案も行っていく。スマート農業に関しては、高精度作業を支えるRTK補正情報提供サービスのY―pointを展開している。野菜作も含めた緻密なスマート農業に貢献していく。サービス事業に関しては、機械を見守るスマートアシストなども活用しながら、お客様の手を止めないサービスを今後も変わらず提供し、お客様に安心して農作業を行って頂きたい。また整備に携わる者が安全に作業できる環境を整えていきたい」
 ――今後の取り組み。
 「社内業務の効率化を進めるためAI等のデジタル活用を若手中心に進めている。時代の変化に合わせ、効率を高めていく。今の農業は様々な課題を抱えているが、将来が厳しいとは感じていない。ただ変化はしていくので、それにどう対応していくかが重要と考え前向きにチャレンジしていきたい。その中でお客様の声を丁寧に聞き、グループに反映し、再びお客様に返していく。このサイクルをしっかり回していくことが私達に求められていることだと思っている。お客様に喜んで貰える良い商品とサービスを提供していく」。

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