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新型ニプログランドハロ―発売 最高作業速度10㎞ 作業幅3.0~3.6mの3種類

新型ニプログランドハロ―発売 最高作業速度10㎞ 作業幅3.0~3.6mの3種類

 松山(松山信久社長)の北海道向けのグランドハローEXEシリーズがモデルチェンジし、EXE30シリーズとして新発売した。適応トラクタ馬力100~170‌PSの3種類をラインアップし、最高作業速度10㎞/hを実現。6枚爪仕様ならではの砕土性能の高さで、石に強く雑物の細断に優れた花形爪を採用。硬い土質や野菜の残渣があるほ場でも効率よく砕土する。

 松山=長野県上田市塩川5155=が1月から新発売したニプログランドハローEXE30シリーズ。グランドハローという名前に込められた、GRAND(堂々とした)&GROUND(大地)というイメージのとおり、大規模畑作における軽快な砕土・整地作業を実現する機能が搭載されている。
 最大の特長は6枚爪仕様ならではの砕土性能の高さで、石に強く雑物の細断に優れた花形爪(BM601G)を採用。耐摩耗性に優れた形状と内側溶着加工で長時間の耕うん作業にも対応し、硬い土質や野菜の残渣があるほ場でも効率よく砕土することができる。
 また、耕うん部カバーは、土の流れをスムーズにするため、滑らかなR形状となっており、土がカバー内をスムーズに流れることで、低馬力で高能率な耕うん作業が可能。条件にもよるが最高作業速度は時速10㎞の高速作業を実現したことで、大規模畑作の耕うん作業における作業時間の短縮に貢献する。
 また、今シリーズより、転圧輪が左右両持ちの外部油圧シリンダー式となり、オプションのドリルヒッチの装着が可能に。ドリルヒッチを装着することにより、グランドハロー後方に播種機を装着することが可能となり、砕土・播種の複合作業で効率がアップすると共に、作業工程の削減により、トラクタタイヤによる踏圧の軽減効果も期待できる。
 作業幅は300㎝・330㎝・360㎝の3種類。その他機能として、隣接部をきれいに仕上げるサイドディスク(左右)と、安定した作業を可能にするゲージ輪、チェンケースの重みに対して左右のバランスを均一化するためのカウンターウェイトを標準装備とし、先述のドリルヒッチやトラクタ車輪踏圧を解消するフロントサブソイラ等、要望に対応するオプション部品も充実させている。作業効率向上と共に作業回数を減らすことによるコスト削減を目指すならうってつけの作業機だ。
 装着方法は、3点リンク直装、あるいはロワーリンクでワンタッチ装着の2点クイックヒッチ、の2種類から選択可能。税込希望小売価格は338万8000円~369万6000円。
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【訂正】1月7日号18面松山の記事中にあるWRZ10シリーズの価格について、正しくは140万8000円~189万2000円です。訂正してお詫びいたします。

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