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令和6年産 作柄は「やや良」 9月相対価格2万2000円

農水省は、10月11日、令和6年産水稲の作付面積及び9月25日現在の予想収穫量を公表、6年産水稲作柄が全国平均では102の「やや良」となったことがわかった。地域別で見ると北海道が103、東北103、北陸99、関東・東山102、東海99、近畿100、中国101、四国101、九州100、沖縄103と概ね平年並みからやや良となった。
 県別では岩手(106)、宮城(107)の2県で「良」。やや良は19道府県、平年並みが19都県、やや不良が7県だった。なお、秋田は102の「やや良」。
 なお、令和6年産水稲の作付面積(青刈り面積を含む)は前年産から1万7000ha減の151万4000haでうち主食用作付面積は同1万7000ha増の125万9000haなどと見込んでいる。
 また、9月25日現在における水稲の地域別の10aあたり収量は全国平均で平年に比べ7㎏上昇し544㎏などとなっている。これは一部地域で5月下旬から6月上旬にかけての低温や6月下旬から7月中旬にかけての断続的な日照不足等の影響があったものの、多くの地域で総じて天候に恵まれ、作柄が平年並み以上と見込まれるため。
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 農水省は、10月18日、令和6年産米の相対取引価格・数量(令和6年9月)を取りまとめた。
 令和6年9月の相対取引価格は全銘柄平均価格が玄米60㎏あたり(以下同)2万2700円で、前年同月比48%増、前月比41%増と大幅な上昇となっている。なお、出荷業者と卸売業者等の間の取引価格として、2万2000円を超えたのは平成3~6年産、平成15年産以来で21年ぶり。また、2万2000円を超えた年は全国米穀取引・価格形成センターの入札結果に基づくものであり、相対取引価格となってからは初めてのこと。