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鈴木工業 土壌改良の処方箋 ミノリーナで生育が安定

鈴木工業 土壌改良の処方箋 ミノリーナで生育が安定
石灰のプロである鈴木工業=鈴木香社長、岡山県新見市井倉125―1=と農家がコラボして生まれた新しい土壌改良材〝処方箋肥料ミノリーナ〟は、使用したら作物の生育が安定すると農家から注目を集めている。同社は、Jアグリ九州に出展し、魅力をPRする(小間番号2―44)。
 『ミノリーナ』は、実際のほ場の土壌を分析し、土壌改良の目的に対して必要量を算出、「処方箋」を発行した人のみに販売するオーダーメイドの処方箋肥料だ。従来の肥料の販売方法とは違い、分析・処方箋サービスと商品がセットになっている。
 『ミノリーナ』は、カルシウムとマグネシウムの石灰苦土比が最初からバランスよく配合されているため、消石灰と比べて土壌のイオンバランスを崩さない。また、施肥前後に土壌を分析することで、目的に応じ土壌‌pHをコントロールする事で土壌改良ができる。
 同社は、「日本は他国よりも雨が多く、さらに生理的酸性肥料の使用や、土壌中微生物の働きにより日々土壌‌pHが酸性化する。酸性土壌は肥料の養分が吸収されにくく、また野菜の病気の8割近くは糸状菌由来の病気で、酸性土壌で菌が増殖しやすい。そのため、栽培作物に合わせて土壌‌pHを調整することで、養分の吸収、微生物の活性、作物生育などを助けられ、野菜の病気も改善することができる。農家からは、アブラナ科に多い『根こぶ病』や、小麦の生育不全、サツマイモの食害の改善、イタリア野菜の食味が向上したとの評価を得た。弊社では全国の土質を調べるため土壌分析(‌pH、ECのみ)を無料で行っており、興味のある人は相談して欲しい」としている。
 また、去年には広島県の農家のネギほ場で『ミノリーナ』の試験を行った。猛暑で生育が悪かったが、秋になり気温が涼しくなるとネギが成長し、12月ごろには出荷ができるまでに復活したケースが見られたという。
 鈴木社長は、「土壌‌pHは日々環境に応じ変化するため、専門の知識及び測定機器で行わないと、正しく結果を予測することが難しい。その部分を石灰メーカである弊社が補うことで農家の負担を軽減し、より安定な農作物の生産に繋げたい」と熱く語った。

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