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誰でも簡単に使える 新型のスマートきり子

習熟度に関係なく誰でも簡単に使えるので、省力化が期待できる

ネギ調製機のパイオニア、マツモト=松本穣社長、群馬県高崎市倉賀野町2454―3=は5月14日、ネギ根葉切り機の新商品「スマートきり子(型式:MSNC―1)」を本年11月に発売すると発表した。新商品の「MSNC―1」は、生産現場からの「誰でも簡単に精度良く調製できる機械が欲しい」の声を受け、開発されたもの。同機は、ネギの根の「生え際」をレーザー光線に合わせて置くだけで、機械側が適正な根切り位置を判断し、それに合わせてカッターが動いて精度の高い根切りを実現するという画期的なもの。
【開発の経緯】ネギの調製作業は、根切りを適正に行うことが重要だ。ネギの根には、やや硬いコルク状の部分があり、これを完全に落としてしまうと、ネギの芯が飛び出てきたり、ネギの汁がにじみ出たりして鮮度が落ちてしまい、ネギの売価が通常の1割程度になるケースもある。また、コルク状の部分が残り過ぎても、ネギの皮が剥きにくくなり、調製作業の能率が落ちる。
 そこで同社では、レーザー光線をマーカーとして使用し、光線の延長線上にカッターを配置することで、根切りの位置決めを行いやすくする構造を採用してきた。しかし、この方法では作業者が根切りの位置を自分で判断する必要があり、作業者によって精度にバラツキがでてしまう。そこで開発したのが今回の新型「スマートきり子」だ。
 松本社長は「11月の販売開始までは積極的に実演を行い、使いやすさと改良点を説明していく。習熟度に関係なく誰もが簡単に使えるので、農家様の収益アップに貢献できると考えている。『スマートきり子』を活用してもらい、さらなる省力化に繋げてもらいたい。実演等の機会に是非ご体験頂きたい」と話した。
【主な仕様】▽全高=970~1120㎜(作業者の身長に合わせて4段階調節できる)▽全高=本体のみ:1960㎜、
作業時:3415㎜(原料台車、受け台込)▽全幅=1050㎜▽重量=150㎏▽能率=毎時最大約2700本▽モータ=AC100V、150Wモータ×1、120Wモータ×1、40Wギヤスピコンモータ×1、20Wサーボモータ×1▽ネギの切断長さ=51~64㎝内で調整可能(工場出荷時は58㎝に調整)。
 本体価格は税込148万5000円を予定。※現行機は併売。

 

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