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ヤンマー アグリ、ロボ/オートトラ発売 操作性さらに向上 コンとほ場データを共有

ヤンマー アグリ、ロボ/オートトラ発売 操作性さらに向上 コンとほ場データを共有

 ヤンマーアグリ=増田長盛社長、岡山県岡山市中区江並428=は、近距離監視で無人での自動作業を実現するロボットトラクターと、最小限の操作を有人で行い、直進作業・旋回を自動で誰でも熟練者並みの作業ができるオートトラクターをモデルチェンジ。コンバインとほ場データ共有が可能となった。発売日は3月1日。

  近年、農地の集約による経営の大規模化や就農者減少・高齢化による人手不足などの課題を抱える農業分野において、ICT技術を活用した省人・省力化、効率化が求められており、自動操舵農機の市場規模は拡大傾向にある。今回のモデルチェンジでは、稲作農業に欠かせないコンバインとほ場のデータ共有が可能となり、ICTを活用したより効率的な稲作作業を実現する。また、新たにAUTOボタンやオフセットスイッチを追加することで、直進モードの操作性が大幅に向上した。
【主な特長】①1枚のほ場の9割(ヤンマー調べ。ほ場面積0・92‌ha(122×76m)ロータリー2.4mでの検証)を自動で作業=あぜ際の1~3周(ほ場の条件により異なる)を除き、ほ場の9割を自動で作業することができ、事前に設定した経路において、ステアリング(旋回)、作業機昇降、前進・後進・停止、PTOの入・切を自動で行うことができる。また、あぜ際の回り耕も「枕地直進モード」にすることで、自動で直進できる。
 ②作業情報の確認や作業の微調整が簡単にできる10・1インチタブレット(ロボットトラクターのみ)=防塵・防滴設計のタブレットを搭載し、スマートフォン感覚で操作が可能。作業中の場所や進捗をタブレット上で確認することができ、遠隔操作で車速・エンジン回転など調整できる。
 ③最先端技術RTK―GNSSによって数㎝単位の精度の位置情報を取得=衛星(GNSS)から受信する位置情報と、固定基地局や電子基準点から受信する補正情報の2つの電波で高精度に位置を求め、移動局(トラクター)の位置情報を数㎝単位に高精度化。
 ④新機能を追加=新たに設計したタッチパネル式カラーモニターは、使用頻度の高いAUTO/オフセットスイッチをモニター枠外に設置し、操作性が大幅に向上。AUTOスイッチでオートトラクターモード/直進モードの開始・終了を簡単に操作することができる。作業中、経路からずれている場合は、オフセットスイッチで軌道修正することができる。さらに油圧でトップリンクの伸縮ができる油圧トップリンクを装備し、作業中の作業機の(前・後傾)姿勢を、トラクターに乗ったままサブコントロールレバーで調整可能。
 メーカー希望価格(税込み)は、オートトラクター「YT488R/498R/4104R/5114R」が1340万9000円~1719万3000円。ロボットトラクター「YT488R/498R/4104R/5114R」が1530万1000円~1908万5000円。

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