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新しい時代築く年に 国内資源利用等支援  全肥商連、全複工合同賀詞交歓会

新しい時代築く年に 国内資源利用等支援  全肥商連、全複工合同賀詞交歓会
全国複合肥料工業会(溝口達也会長、全複工)と全国肥料商連合会(山森章二会長、全肥商連)は1月17日、東京都文京区の東京ガーデンパレスで令和6年新年賀詞交歓会を開催した。
 当日は賀詞交歓会に先立ち講演会。農水省農産局技術普及課の吉田剛課長が食料・農業・農村基本法の改正の方向と肥料施策と題し講演。吉田課長は、肥料対策の全体像を①国内資源活用等②安定調達③価格急騰対策の3つに分けて紹介。なかでも国内肥料資源利用拡大対策等については、「ハードは上限なしで2分の1、ソフトは上限があるものの10分の10補助されるなど非常に手厚い支援が行われる。1月中には公募がスタートする予定なので是非活用してほしい」などと説明した。
また、衆議院議員で自民党農林部会長を務める細田健一氏は日本政治の課題として特別講演。
 その後、賀詞交歓会。開催にあたって全肥商連の山森会長が挨拶し「世界情勢は依然として混沌としているが、2年前の肥料高騰がようやく少し落ち着いてきた。今年は新しい時代を築く年となる」と期待感を示した。
 また、来賓として衆議院議員・石破茂氏、同・武部新氏、同・細田健一氏、同・宮路拓馬氏、農水省消費安全局の安岡澄人局長、経産省製造産業局素材産業課の土屋博史課長が挨拶。石破氏は世界情勢が風雲急を告げるなか、食料自給率が38%で大丈夫かと疑問を呈し「今まで考えなくても済んだことを徹底的に考えなければこの国は持たない。皆様にもお力添え頂きこの国が20年、50年先もなんとかやっていけるようにしたい」と語った。また、宮路氏は「肥料、肥料原料の確保は国の安全保障における重要な課題の一つだ。また、わが国は北から南まで非常に幅広い土壌を有しており、それに合わせた農業が各地で営まれている。それを支えているのが、多種多様な肥料を供給する皆様であり、改めて感謝と敬意を申し上げたい」などと語った。
 溝口全複工会長の乾杯の音頭で開会、盛会裏にお開きとなった。

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