十勝農機協 国際農機展は27年 定期総会と新年交礼会開催
帯広市の北海道ホテルで行われた定期総会
十勝農業機械協議会(山田政功会長)は1月17日、北海道帯広市の北海道ホテルで2024年度定期総会を開催した。昨年の事業については、7月の「第35回国際農業機械展in帯広2023」開催などが報告され、2024年度収支予算など全ての議案を承認。その後の新年交礼会では、山田会長が「次回の国際農機展は2027年7月に開催予定」と述べた。
定期総会には、加盟42社のうち29社36名が出席。議事は、木村正寿幹事長を議長として進行した。2023年度事業については、西野秀樹事務局長が「最大行事である国際農機展は、コロナ禍の影響により1年延期し開催。資材、電気設備の高騰の心配があるなか、無事終えることができた」などと報告。このほか、2024年度事業計画及び収支予算など、全ての議案が承認された。
役員改選では、副会長にエム・エス・ケー農業機械十勝支社の木村正寿
氏、幹事長にスガノ農機芽室営業所の北村清治氏、副幹事長に十勝農機の平山秀憲氏が就任。また、幹事には新たに北海道クボタ道東支社の四十物雄治氏が選任された。
総会の後、会場を移して新年交礼会。冒頭で山田会長が挨拶に立ち、「昨年は何といっても国際農機展に、15万人を超える方々にご来場いただき、成功裡に終えることができた。アンケート調査では、来場者の年齢が非常に若く、最新の農業機械や施設、ICTやAIを活用したスマート農業技術を見たいという要望が多かった。また、一般の来場者からは、身近に十勝の大型機械化農業を見ることができて良かったというお話をいただいた。4年に1度の農機展は、メーカー同士の技術の向上と、生産者が導入する機械の検討の場と捉えている。次回は2027年7月に開催する予定だ」と述べた。
続いて、北海道十勝総合振興局の芳賀是則局長が「昨年の国際農機展は、生産者が直接最先端の技術や最新の情報に触れる貴重な機会となったほか、道が進めるゼロカーボンの実現に向けた取組の後押しになったと考えている」と挨拶。このほか、帯広市の池原佳一副市長、十勝地区農業協同組合長会の太田眞弘副会長も来賓挨拶を行った。
乾杯の発声は帯広商工会議所の三井真専務理事。締めの挨拶はホクレン農業協同組合連合会帯広支所の宗像伸行支所長が行い、閉会となった。