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関東甲信クボタ 多古流通Cで’23クボタ収穫感謝祭!

関東甲信クボタ 多古流通Cで’23クボタ収穫感謝祭!

スマート農機の魅力 高能率と作業低減の体感

 関東甲信クボタ(冠康夫社長)は「2023クボタ収穫感謝祭!」を11月9~12日、千葉県の多古流通センターで開催した。コロナ明けということもあり、4年前に開催した大展示会を復活。昨年の拠点別で行った展示会とは違い、千葉県での展示会として実施した。進化するスマート農機で、来場者に高能率化と作業低減を体感してもらうことを目的としたもの。

 今回は、齋藤正一執行役員・関東営業副事業部長兼第4営業部長、錦織孝光第5営業部部長が主体となって実施し、来場者数は目標とする3000軒を大幅に超えるなどかなりの盛況だった。
 両部長は、「久々の大規模展示会ということもあり、出展社も86社に参加してもらうなど、かなり力を入れた。今年は、関東甲信クボタとして千葉県内に自前でRTK基地局を3基増やしており、県内ではほとんどの地域で、スマート農機を使う体制が整ったと言える。今回の展示会では、スマート農機の魅力を積極的に農家さんに提案することで、より効率よく作業をするためのお手伝いをしたい。今年は県内でも1等米の比率は下がったが、さほど収益に大きな影響がなかったことや、農家の集約化も進んでいることから、大型且つ高機能を求める人が増えている印象だ。今回はキッチンカーにも声をかけ、フードコーナーも準備して、遠方から来る人にも楽しんでもらえるようにした」と話した。
 会場では、トラクタ、田植機、コンバイン、管理機など合わせて70台以上の農機を展示した。実演コーナーでは、KSAS対応のロボット田植機「NW8SA」と、有人トラクタ「MR1000A」を紹介。見物した人からは、「人が乗ってないのに自動で動くのは凄い」といった声が聞かれた。
 屋内ではスマート農業対応のコンバインとして、4条刈りコンバインを参考出品し、中規模農家向けにもスマート農業の魅力を提案。さらに、整備に関するブースを設け、来場者にメンテナンスの大切さを紹介した。
 担当者は「繁忙期に機械が壊れてしまうとどうしてもダウンタイムが出てしまい、作業が遅れる。未然にメンテナンスしておくことでそういったケースを無くすことが目的」と説明した。また、メンテナンスのほか、搬送時の事故が多いコンバインの扱い方について、「事故を未然に防ぐための啓発動画を流し、来場者に正しい扱い方を説明した」と話した。そのほか、行政と連携するための営農相談できる窓口を設けていた。
 県内から訪れた農家は、「ここまで大規模な展示会は久しぶり。今年は特に10月に入っても暑く、草刈りが大変なのでモア関連を見に来たが、それ以外にも魅力的なものが多く、全部欲しくなった」と感想を述べたほか、別の来場者は「水稲と畑をやっているが、今クボタの担当の人と畦塗りでなにか良いのはないかを相談している。実際に見ると、どれも魅力的で選ぶのに困っている。展示会の見せ方が上手いと思う。目の保養になった」と話した。

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