丸山製作所 肥料など大幅削減 MUFBウルトラポンプ
作物のサンプルを見て「葉の生育が全然違うね」と声を上げていた
マルヤマウルトラファインバブル(MUFB)テクノロジーをPR
丸山製作所=内山剛治社長、東京都千代田区内神田3―4―15=は、先般行われた秋田県種苗交換会農機ショーで、瞬時に高濃度のウルトラファインバブルを生成する独自のマルヤマウルトラファインバブル(MUFB)テクノロジーをPR。同じ日に水道水を使って植えた作物との生育の違いを会場で披露。「葉の成りや勢いが全然違う」とプロ農家を唸らせていた。
ウルトラファインバブルは1マイクロメートル以下のサイズ。肉眼では見えないほど極めて小さいために隙間に入り込み、表面がマイナスに帯電しているために陽イオンを吸着することで様々な実用特性を発揮。長期間・広範囲への活用が可能などの特性を生かし、農業や洗浄、養殖など様々な場面で活用されている。同社は独自技術でウルトラファインバブルをポンプで実現。1㎖の水の中に数億個という超高濃度なウルトラファインバブルを発生させるMUFBウルトラポンプシリーズを開発。バッテリ式・モータ式・エンジン式などラインナップして全国の農家に展開。水稲では根張りが良くなる・欠株がなくなるなどの効果を上げている。
会場ではそうした生育の違いが一目でわかるよう同じ日からウルトラファインバブル水と一般の水道水で育てた作物を展示。また、同ポンプシリーズのUP400LGM―200TMとオゾン発生装置などを組み合わせて秋田県内で稼働中の豚舎消臭対策システムも展示。消臭効果が上がった点を紹介した。髙橋一行UFBプロジェクトアグリリーダーは「水と空気の力だけで収量増や肥料農薬の削減に役立つ技術を多くの人に広めたい」と述べた。