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最大35㎏の運搬能力 ドローンワークシステムの物資運搬用ドローンに注目

最大35㎏の運搬能力 ドローンワークシステムの物資運搬用ドローンに注目

苗木等の運搬はドローンの時代に

各地の苗木や鹿よけネットなどの資材運搬作業で、安定した飛行と操作性で評価を集めているのがドローンワークシステム=手島朋広社長、福島県いわき市常磐関船町1―10―14=の物資運搬用ドローン「EAGLEシリーズ」。運搬可能量15㎏の「EAGLE15」、と同35㎏の「EAGLE35」をラインアップ。共に安心の国産、しかも福島県産ロボット認定機だ。
 独自のフライトコントローラーが物資運搬時の機体の揺れを抑止して吊り荷が暴れても1.5回転内に荷揺れを制御するほか、機体下部のショックアブソーバーが縦揺れの共振を軽減。また、距離や地形によって3オペレータによる機種操縦の切り替え機能や、荷が木などに引っかかった場合のフェールセーフ機能と荷の切り離しができる「切り離しユニット」など、日本の林業現場で培ってきた国産ドローンメーカーならではの作業をサポートする便利な機能が搭載されている。
 高い運搬応力を買われて、最近では電力業の高圧電線鉄塔などの補修による部材運搬や建設現場での部材運搬と活用の幅を拡大中。もちろん林業現場では各地で苗木運搬作業に活用されており、例えば、徒歩で往復50分かかっていた場所でも、EAGLEならものの3分で荷物を運搬できるので、植林者は重量物を背負わずに現地で作業が出来るので疲労も軽減。また、大量の苗木などを運搬するために雇っていた作業人員のコストも軽減でき、少ない人員で作業効率も上がることから、ドローン搬送への関心は高まっている。
 EAGLE35では1フライトで最大約300本(35㎏)の苗木が輸送できる。
 同社では「安心補償PLUS」制度加入による年に一度の徹底したメンテナンスやEAGLEを使った運搬作業の請負も行っている。

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